前回、EVのリセールバリューが低い外車ランキングを公開したところ、「じゃあ逆に、値落ちしにくいEVってどれなの?」とも思いました。たしかに、ワーストだけ見せられてもEV選びの答えにはならないですよね。
そこで今回は、EVのリセールバリューが高いランキングを作ってみました。カーセンサーに掲載されている中古車を車種ごとに全ページ集計し、年式・グレード別の新車価格と照らし合わせて残価率を計算しています(2026年9月17日時点)。あわせて、私のSEALION 7が高いランキングの中でどのあたりの実力なのかも、オーナー目線でチェックしていきます。
- EVのリセールバリューが高いランキングTOP5
- 値落ちしにくいEVに共通する条件
- SEALION 7の残価率とランキング上位との比較
- 高い残価率を手取りに変える売り方
ニック前回の「低い」ランキングは、正直ちょっと暗い話になっちゃったからな😅 今回は逆に「値落ちしにくいEV」を数字でガチ比較してみたぜ!オレのSEALION 7が何位くらいの実力なのかも、最後まで見てってくれよな🤠
EVのリセールバリューが高いランキング
ここでは、値落ちしにくいEVの条件と今回の計算方法を先に押さえてから、2024年式で比べたランキングTOP5を紹介します。なお、数字はあくまで掲載価格から計算した一般的な目安で、走行距離や色、装備によって大きく変わる点は頭に入れておいてください。
EVのリセールバリューが落ちにくい条件
前回の記事では、EVの値落ちが大きくなる理由として「バッテリーへの不安」「新車の値下げ」「技術の進化の速さ」「中古EVを探す人の少なさ」を挙げました。つまり、値落ちしにくいEVは、ちょうどこの逆の条件をそろえています。
新車価格が値下げされていない
なかでもEVのリセールバリューにいちばん効くのが、新車価格の動きです。具体的には、新車の価格が据え置き、もしくは値上がりしている車は、中古車に割安感が出るので相場が崩れにくくなります。反対に、大きな値下げが入ると、それ以前に買った人の車まで一気に相場が引っ張られてしまいます。例えば、スマホの新型が出た瞬間に旧型の買取価格が下がるのと、ちょっと似ていますね。
ブランドや車種で指名買いされる
次に大きいのが「このクルマが欲しい」と名指しで探す人の多さです。実際に、EVかどうかより先に、ブランドやデザインで選ばれる車は、中古になっても買い手が途切れません。つまり、売るときに買取店同士の取り合いが起きやすいということです。
保証とディーラー網が安心できる
さらに、メーカーのバッテリー保証を中古車でも引き継げるか、近くに点検を受けられるディーラーがあるか、といった安心材料もEVのリセールバリューを支えます。というのも、中古EVを買う人がいちばん怖いのはバッテリーの劣化なので、そこをカバーできる車ほど高く売れるわけです。
EVのリセールバリューの計算方法
残価率は中古車価格 ÷ 新車価格 × 100で求めます。例えば、新車500万円の車が2年後に350万円なら、残価率は70%です。また、今回は前回よりデータを増やし、カーセンサーの検索結果を車種ごとに最終ページまで集計しました。条件は次のとおりです。
- 中古車価格はカーセンサー掲載の「車両本体価格」(諸費用を含まない金額)
- 新車価格は、その年式・グレードが販売されていた当時のメーカー希望小売価格(税込)
- ランキングは条件をそろえるため、2024年式(2年落ち前後)の平均残価率で比較
- 修復歴ありの車両、価格応談の車両、グレードが特定できない車両は除外
カーセンサーの価格は「販売店が売る値段」です。そのため、私たちが手放すときの買取額は、ここから販売店の利益や整備費が差し引かれます。そこで本記事では、買取額の目安を販売価格の約8割として推定買取残価率もあわせて出しています。ただし、これは筆者の試算なので、実際の金額は車両ごとの査定で変わります。
2024年式で比べたTOP5の残価率
| 順位 | 車種・グレード(2024年式) | 新車価格 | 集計台数 | 中古車本体価格 | 販売価格ベース残価率 | 推定買取残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー エディション1 | 2,635万円 | 2台 | 1,839.9万〜1,840万円 | 約70% | 約56% |
| 2位 | テスラ Model Y RWD | 533.7万円 | 10台 | 297万〜383.2万円 | 約56〜72%(平均66%) | 約53% |
| 3位 | 日産 アリア B6 e-4ORCE | 719万円 | 27台 | 379.5万〜545.6万円 | 約53〜76%(平均61%) | 約49% |
| 4位 | レクサス RZ450e バージョンL | 880万円 | 2台 | 518万〜528万円 | 約59〜60%(平均59%) | 約48% |
| 5位 | ボルボ EX30 ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ | 559万円 | 37台 | 269万〜429.8万円 | 約48〜77%(平均57%) | 約46% |
※2026年9月17日時点のカーセンサー掲載車両より筆者算出。推定買取残価率は平均販売価格の8割で試算。
前回のワーストランキングでは、2022年式(4年落ち)の輸入EVが残価率44〜53%でした。一方、今回の上位は2年落ちで57〜70%なので、年式の差を考えても「値落ちしにくいEVはちゃんとある」と言えそうです。
第1位はベンツのG580
EVのリセールバリューが高いランキングの第1位は、Gクラス初の電気自動車、メルセデス・ベンツのG580 with EQテクノロジーです。ちなみに、日本では2024年10月に「エディション1」(2,635万円)が発売されました。
なお、カーセンサーの掲載は13台と少なめで、2024年式は走行0.1万kmで1,840万円、走行2.4万kmで1,839.9万円と、どちらも残価率は約70%です。さらに2025年式の5台は1,698万〜2,049万円(平均約73%)、2026年式の6台も1,780万〜2,198万円(平均約73%)で、年式が進んでも数字がほとんど崩れていません。
理由はシンプルで、Gクラスはもともとガソリン車でも値落ちしにくいことで知られる車だからです。そして、EVになっても「Gクラスだから欲しい」という指名買いの力はそのまま。4つのモーターでその場旋回できる「Gターン」のように、ほかのEVにない個性があるのも効いています。
残価率が高くても値落ち額に注意
ただし、残価率が高くても値落ちの金額は別の話です。例えば2024年式の平均で見ると、2年で約795万円も価値が下がっています。「率」だけで判断すると見誤るので、新車価格が高い車ほど「額」もセットでチェックしましょう。
第2位はテスラのモデルY
第2位はテスラのModel Yです。カーセンサーでも輸入EVの中でトップクラスの掲載台数があります。だからこそ、年式ごとの相場がかなりはっきり見えます。
2024年式の「RWD」(2024年4月以降の新車価格533.7万円)は10台で、本体297万〜383.2万円。走行0.8万〜3.5万kmの車両が中心で、残価率は約56〜72%、平均で約66%でした。つまり、2年で3分の1ほどの値落ちなら、500万円台のEVとしてはかなり優秀です。
同じテスラでもモデル3と差が出た理由
とはいえ、前回のランキングではModel 3が「値落ちが大きい側」の4位でした。同じテスラで差がついたのは、SUVの人気と新車価格の安定だと感じます。実際に、2024年4月の値下げ以降、RWDには大きな値下げが入っていません。一方、値下げ前後が混ざる2023年式のRWDは23台で271.4万〜380万円、2022年式は15台で258.5万〜399万円と、古い年式ほどしっかり値落ちしています。



G580は率で見たら文句なしの1位だけど、2年で約800万円ダウンって聞くとさすがにビビるよな😲 オレ的には、500万円台で6割以上残るモデルYの方がリアルに「賢い買い物」だと思うぜ!
第3位は日産アリア
第3位は、国産EVの代表格、日産のアリアです。カーセンサーの掲載台数も多く、なかでも2024年式の「B6 e-4ORCE」(新車719万円)は27台と、今回のランキングの中でもサンプルが多い車種でした。
さらに、本体価格は379.5万〜545.6万円で、走行0.1万〜3.6万kmの低走行車がほとんど。残価率は約53〜76%、平均で約61%です。また、日産の販売会社が試乗車や社用車を中古車として出しているケースが多く、全国の日産ディーラーで点検を受けられる安心感も、相場を支える材料になっています。
もっとも、値落ちの金額は平均約282万円と小さくはありません。そのため、年式と走行距離の差がそのまま価格に出る車だと考えておくとよいでしょう。
第4位はレクサスRZ
第4位はレクサス初のEV専用モデル、RZです。2024年式の「RZ450e バージョンL」(新車880万円)は掲載2台で、本体518万〜528万円。残価率は約59〜60%でした。
2024年式は台数が少ないものの、RZの本当の実力は年数がたっても落ちにくいところにあります。2023年式のバージョンL(同じく新車880万円)は23台あり、本体448万〜616.8万円、平均535.5万円。3年落ちで残価率約61%を保っていて、2024年式とほぼ変わりません。
例えば、前回ワーストに並んだ輸入EVが4年落ちで45〜55%だったことを考えると、1年あたりの値落ちペースはかなりゆるやかです。さらに、レクサスの認定中古車として手厚い保証付きで販売される車両が多いことも、「EVでもレクサスなら安心」という買い手の気持ちにつながっているのかもしれません。
第5位はボルボEX30
第5位は、コンパクトSUVのEVとして人気のボルボ EX30です。2024年式の「ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」(新車559万円)は37台と、今回もっともサンプルの多いグレードでした。
ただ、本体価格は269万〜429.8万円で、残価率は約48〜77%、平均で約57%。低走行の車両は7割前後を保つ一方、2万〜3万km台の車両は5割を切るものもあり、幅の大きさが目立ちます。
そもそも、この幅は、発売当初のキャンペーンで実際の購入価格が車ごとに違うことや、登録済み未使用車・試乗車上がりがまとまって流通していることが影響していると考えられます。それでも平均で6割近くを保っているのは、北欧らしいデザインと扱いやすいサイズで指名買いする人が多いからでしょう。
番外編はヒョンデのインスター
2024年式がないためランキングからは外しましたが、ぜひ見ておきたいのが2025年4月に発売されたヒョンデのINSTER(インスター)です。掲載はまだ10台ほどですが、2025年式の数字は次のとおりでした。
| グレード(2025年式) | 新車価格 | 台数 | 中古車本体価格 | 販売価格ベース残価率 |
|---|---|---|---|---|
| ヴォヤージュ | 335万円 | 2台 | 266.9万〜268万円 | 約80% |
| クロス | 372万円 | 1台 | 279.3万円 | 約75% |
| ラウンジ | 357万円 | 5台 | 249.5万〜268万円 | 約70〜75%(平均74%) |
もちろん、1年落ちの数字なので今後の動きは要チェックですが、手ごろな価格の小型EVにしっかり需要があることがうかがえます。
ランキング全体を見ると、値落ちしにくいEVは「新車価格が安定している」「指名買いされる」「保証やディーラー網が安心」の3つをそろえていました。言い換えると、ブランドの高級さそのものより、新車価格の動きと買い手の安心感がEVのリセールバリューを左右している、というのが今回いちばんの発見です。
そして、EVのリセールバリューが高い車は中古で買っても次に売るときに損をしにくい、ということでもあります。もし高年式のEVを中古で探したいなら、全国の在庫から条件に合う車を探してもらえるサービスを使うと、流通台数が少ない車種でも見つけやすくなりますよ。
SEALION 7のリセールバリューは高いのか
ここからは、私が乗っているBYD SEALION 7が、今回のランキングと比べてどのくらいの実力なのかを見ていきます。同じBYDのシールとの比較や、下取りと買取での手取り額の違い、補助金や保証の影響まで順番にチェックしていきましょう。
SEALION 7の中古車相場
まず、SEALION 7は2025年4月に国内販売が始まったクロスオーバーEVで、RWD(発売時495万円)とAWD(発売時572万円)の2グレード構成です。2026年7月14日には一部仕様が変更され、リアトノカバーの標準装備化とあわせて価格が改定されました。その結果、現在のメーカー希望小売価格は、RWDが498万3,000円、AWDが575万3,000円です(出典:BYD JAPAN プレスリリース「BYD SEALION 7」シリーズの一部仕様をアップデートし、価格を改定)。
では、2026年9月17日時点でカーセンサーに掲載されている2025年式のSEALION 7は14台。グレード別に残価率を計算すると、次のようになりました。
| グレード | 新車価格(発売時) | 台数 | 中古車本体価格 | 販売価格ベース残価率 | 推定買取残価率 |
|---|---|---|---|---|---|
| RWD(ベースモデル) | 495万円 | 8台 | 374.9万〜428万円 | 約76〜86%(平均82%) | 約66% |
| AWD | 572万円 | 4台 | 430万〜470万円 | 約75〜82%(平均79%) | 約63% |
※2026年9月17日時点のカーセンサー掲載車両より筆者算出。グレード表記が特殊な車両は除外。推定買取残価率は平均販売価格の8割で試算。
グレード別の値落ち額
具体的には、RWDは平均405.9万円で、値落ち額にすると約89万円。AWDは平均452.4万円で、約120万円の値落ちです。加えて、認定中古車として販売されている車両も多く、BYDの販売店がしっかり相場を支えている印象を受けました。
1年落ちの残価率でランキングと比較
もっとも、SEALION 7はまだ1年落ちなので、2年落ちで比べたランキングにそのまま入れるのは公平ではありません。そこで、1年落ち前後の車両がある車種だけで並べてみました。
| 車種(2025年式) | 新車価格 | 中古車本体価格 | 平均残価率 |
|---|---|---|---|
| BYD SEALION 7 RWD | 495万円 | 374.9万〜428万円 | 約82% |
| ヒョンデ INSTER ヴォヤージュ | 335万円 | 266.9万〜268万円 | 約80% |
| BYD SEALION 7 AWD | 572万円 | 430万〜470万円 | 約79% |
| ヒョンデ INSTER ラウンジ | 357万円 | 249.5万〜268万円 | 約74% |
| メルセデス・ベンツ G580 | 2,635万円 | 1,698万〜2,049万円 | 約73% |
こうして並べると、SEALION 7は1年落ちの残価率でG580やインスターを上回っていました。値落ち額もRWDで約89万円と小さく、「EVのリセールバリューが高いランキング」に混ぜても、今のところ上位を狙える実力と言ってよさそうです。
ただし、掲載台数がまだ14台と少ないこと、2026年7月の価格改定で新車が値上がりしたことが相場を後押ししている点には注意が必要です。特に、流通量が増える2027年以降は、数字が動く可能性があります。



1年落ちで8割キープって数字を見たときは、オーナーとして正直ホッとしたぜ😆 でも油断は禁物!台数が増えたり値下げが入ったりしたら一気に動くのがEV相場だからな。売りどきのアンテナはしっかり立てとこうぜ👍
BYDシールとの比較で見える傾向
「SEALION 7はBYDだから特別なの?」と気になったので、2024年式があるBYDのシールも同じ方法で計算してみました。
| 車種(2024年式) | 新車価格(当時) | 台数 | 中古車本体価格 | 平均残価率 |
|---|---|---|---|---|
| BYD シール RWD | 528万円 | 6台 | 282万〜379.9万円 | 約68% |
| BYD シール AWD | 605万円 | 10台 | 334万〜409.9万円 | 約61% |
その結果、シールのRWDは2年落ちで約68%と、ランキング2位のModel Y(約66%)を少し上回る水準です。一方、AWDは約61%と一段下がりました。
値下げが残価率を分けた
この差の背景には、2025年10月30日の改良にあわせた値下げがあります。RWDは528万円から495万円へ、AWDは605万円から572万円へと価格が下がり、それ以前に買った2024年式、とくにAWDの相場が引っ張られた形です(出典:BYD JAPAN「BYD SEAL」、標準装備などのアップデートで走行性能、質感をさらに向上 新価格を適用)。
実は、前回の記事でも、値下げが入ったドルフィンやATTO 3は残価率5割前後まで下がっていました。つまり、BYDのEVのリセールバリューは「ブランド」で決まるのではなく、値下げがあったかどうかで決まっている、というのが私の結論です。とはいえ、SEALION 7は今のところ値上がり側なので、この流れが続くかどうかが今後のカギになります。
EVのリセールバリューと手取り額
ここまでの残価率は、あくまで販売店の「売値」でした。以前、MOTA車買取の入札実績とカーセンサーの販売価格を比べたときは、入札の最高額は販売価格の8〜9割、ディーラー下取りは7割前後が目安でした。そこで、この比率で主な車種の手取り額を試算すると次のとおりです。
| 車種・年式 | 新車価格 | 販売価格の平均 | 入札買取の目安(×0.8) | 下取りの目安(×0.7) |
|---|---|---|---|---|
| BYD SEALION 7 RWD(2025年式) | 495万円 | 約406万円(82%) | 約325万円(66%) | 約284万円(57%) |
| BYD SEALION 7 AWD(2025年式) | 572万円 | 約452万円(79%) | 約362万円(63%) | 約317万円(55%) |
| BYD シール RWD(2024年式) | 528万円 | 約358万円(68%) | 約286万円(54%) | 約251万円(47%) |
| メルセデス・ベンツ G580(2024年式) | 2,635万円 | 約1,840万円(70%) | 約1,472万円(56%) | 約1,288万円(49%) |
| テスラ Model Y RWD(2024年式) | 533.7万円 | 約354万円(66%) | 約283万円(53%) | 約248万円(46%) |
| 日産 アリア B6 e-4ORCE(2024年式) | 719万円 | 約437万円(61%) | 約350万円(49%) | 約306万円(43%) |
| レクサス RZ450e バージョンL(2024年式) | 880万円 | 約523万円(59%) | 約418万円(48%) | 約366万円(42%) |
| ボルボ EX30(2024年式) | 559万円 | 約321万円(57%) | 約256万円(46%) | 約224万円(40%) |
※( )内は新車価格に対する割合。入札買取・下取りの目安は筆者の試算です。
高く売れる車ほど売り方で差が出る
表を見るとわかるように、EVのリセールバリューが高い車ほど、下取りと入札買取の差額も大きくなります。SEALION 7 RWDで約41万円、G580なら約184万円の差です。だからこそ、せっかく値落ちしにくい車に乗っているなら、売り方で損をしないことがいちばん大切だと言えます。
補助金と保証がリセールに与える影響
CEV補助金の減額は中古相場の下支えに
SEALION 7を含むBYD各車のCEV補助金は、2026年4月1日以降の登録車から15万円に減額されました。というのも、新車を買う人の実質負担が増えると、「待たずに乗れて手ごろな高年式の中古車」を選ぶ人が増えやすく、中古相場にとってはむしろ下支えになる面があります。
なお、CEV補助金を受けて購入したEVは、原則として4年間の保有が条件です。リセールが高いうちに早めに売りたいと思っても、期間内に手放すと補助金の返納を求められる場合があるので、動く前に必ず条件を確かめておきましょう。
バッテリー保証が買い手の不安を減らす
EVのリセールバリューが高い車に共通していた「保証の安心感」は、SEALION 7も負けていません。具体的には、BYDは駆動用バッテリーを含む高電圧部品に8年15万kmの保証を用意していて、有償の「パワーバッテリーSoH延長保証」を付ければ、バッテリー容量70%以上を最長10年30万kmまで保証してもらえます。
さらに、BYDは認定中古車にもこのSoH保証を広げているので、中古で買う人の不安を減らす仕組みが整いつつあります。そのため、保証書や点検記録簿をきちんと残しておけば、売るときに「安心して買えるEVですよ」と伝える頼もしい材料になりますよ。



オレは法定12ヶ月点検もBYD川越でちゃんと受けて、記録簿もバッチリ保管してるぜ!値落ちしにくい車に乗ってても、査定で「整備記録なし」じゃもったいないからな🤠
EVのリセールバリューを手取りに変えるコツ
最後に、せっかくの高い残価率をしっかり手取りに変えるための売り方を紹介します。売りどきの考え方から、入札方式の進め方、カーリースという選択肢、査定額を守る日頃のケアまで、私が実際に意識していることをお話しします。
EVのリセールバリューと売りどき
たとえEVのリセールバリューが高くても、売るタイミングを外すと数十万円単位で損をします。まず意識したいのは、新車の値下げや新型の発表が出る前です。なぜなら、今回のランキングで見たとおり、値下げは中古相場にすぐ響くからです。
次に、走行距離の区切りです。例えば、3万km、5万kmといった節目を超えると、同じ年式でも査定額が一段下がりやすくなります。また、車検の直前もひとつの目安で、車検費用をかけてもそのぶん査定額が上がるとは限りません。
そのうえで、CEV補助金の保有期間は必ずチェックしておきましょう。
入札方式で最高値を引き出す
私が前の愛車を手放したときは、複数の買取業者に同じ日時・同じ場所に集まってもらい、「実際に受け取れる金額」を一斉に書いてもらう入札方式で、ディーラー下取りのおよそ倍の金額になりました。詳しい流れは中古車の買取査定額がおよそ倍になった方法と戦略にまとめています。
入札型の査定サービスを比べる
とはいえ、自分で業者を集めるのはけっこう大変ですよね。そこで、最初から業者同士が競り合う仕組みのサービスを使うのが近道です。では、EVを売るときに使いやすいものを、目的別にまとめました。
| サービス | しくみ | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| ユーカーパック | 1回の査定で多数の買取店がネットオークション形式で入札。やりとりはユーカーパックとだけ | 営業電話を減らしつつ、入札で最高値を狙いたい人 |
| SellCa(セルカ) | 1回の査定情報をもとに多数の買取店が入札するオークション形式 | 高年式・低走行のEVを手間なく高く売りたい人 |
| ガリバー | 全国に店舗を持つ大手の無料査定 | まず相場を知って、ディーラー下取りと比べたい人 |
| 輸入車買取センター | 輸入車を専門に全国対応で買取 | G580やModel Y、EX30など輸入EVを売りたい人 |
※サービス内容は2026年9月時点の各公式サイトの案内をもとにしています。
\営業電話を減らして入札で売るなら/
\高年式のEVを手間なく高く売るなら/
\まずは下取りとの差を知りたいなら/
\G580やModel Yなど輸入EVを売るなら/
残価が高い車ほどカーリースもお得
意外と知られていないのが、EVのリセールバリューが高い車ほどカーリースの月額が安くなりやすいということです。というのも、カーリースは契約時に数年後の残価を差し引いて月額を決めるので、残価が高い車ほど毎月の支払いが抑えられます。しかも残価精算のないタイプを選べば、万が一相場が下がっても自分が損をかぶる心配がありません。
特に、EVは技術の進化が速いので、3〜5年ごとに新しいモデルへ乗り換えたい人とは相性がいい乗り方です。一方で、走行距離の上限や返却時のキズの精算があるので、年間の走行距離が多い人や、1台を長く乗りたい人は購入のほうが向いているかもしれません。あなたはどちらのタイプでしょうか。
カーリースのデメリットや選び方はカーリースはデメリットだらけ?後悔しない選び方と対策でくわしく解説しています。
楽天市場のBYD公式ショップでは、SEALION 7の購入手続きも案内されています。ポイントを貯めながら買いたい人は、こちらもチェックしてみてください。
査定額を守る日頃のケア
EVのリセールバリューが高い車ほど、内装の汚れやボディのキズで減額される「金額」も大きくなります。せっかく値落ちしにくいEVに乗っているなら、日頃のケアで残価を守っておきたいところです。
まず意識したいのは、足元と荷室を傷や汚れから守ることです。例えば、SEALION 7は内装の質感が高いぶん、純正のフロアを汚すと目立ちやすいので、専用設計のマットを敷いておくと安心できます。
小さな子どもやペットを乗せる人は、シートの汚れやにおいも減額ポイントになりがちです。そこで、防水タイプのシートカバーを使っておけば、飲みこぼしや泥汚れもサッと拭き取れます。
ボディについては、洗車のついでにガラス系のコーティング剤を使うだけでも、水アカや小キズが付きにくくなります。特に、濃い色のボディは洗車キズが目立ちやすいので、こまめなケアが査定のときの第一印象につながります。
査定では、車内のにおいも意外と見られるポイントです。だから、売る前にスチーム式の消臭剤で車内をリセットしておくと、第一印象がぐっとよくなりますよ。
ドアノブ周りの爪キズや、洗車でついた浅い線キズなら、コンパウンドで目立たなくできることもあります。ただし深いキズを自分で磨くとかえって目立つことがあるので、無理はしないのがコツです。
そのほか、禁煙を守る、純正パーツや取扱説明書、スペアキーを保管しておくといった基本も大切です。また、社外品のパーツに交換した場合は、純正品を捨てずに残しておきましょう。
EVのリセールバリューに関するよくある質問
Q1. リセールバリューが高いEVはどれですか?
A. 2026年9月17日時点のカーセンサー掲載価格で2024年式を比べると、メルセデス・ベンツ G580(約70%)、テスラ Model Y RWD(約66%)、日産 アリア B6 e-4ORCE(約61%)、レクサス RZ450e(約59%)、ボルボ EX30(約57%)が上位でした。1年落ちで見ると、SEALION 7のRWDも約82%と高い水準です。
Q2. SEALION 7のリセールバリューは高いですか?
A. 2025年式の販売価格ベースで、RWDが平均約82%、AWDが平均約79%と、1年落ちとしては高い水準です。ただし流通台数がまだ少なく、今後の値下げやキャンペーンによって変わる可能性があります。
Q3. 残価率が高いEVなら損はしませんか?
A. 実は、残価率が高くても、新車価格が高い車は値落ちの金額が大きくなります。たとえばG580は2年落ちで残価率約70%ですが、値落ち額は約795万円です。「率」と「額」の両方で判断するのがおすすめです。
Q4. EVのリセールバリューを活かして高く売るにはどうすればいいですか?
A. まず、ディーラー下取りだけで決めず、入札方式やオークション形式の査定で複数の買取店を競わせるのが効果的です。下取りは販売価格の7割前後、入札なら8〜9割が目安なので、相場が高い車ほど差額が大きくなります。
Q5. 補助金をもらったEVは、リセールが高いうちに売れますか?
A. CEV補助金を受けて購入したEVは、原則4年間の保有が条件です。つまり、期間内に売ると補助金の返納を求められる場合があるので、売却を考えたら先に条件を確認しておきましょう。
EVのリセールバリューが高いランキングまとめ
今回は、EVのリセールバリューが高いランキングを紹介し、SEALION 7の相場とあわせて見てきました。では、最後にポイントを振り返っておきます。
- 2024年式で比べるとG580が約70%、Model Yが約66%、アリアが約61%で上位
- EVのリセールバリューが高い車は「新車価格の安定」「指名買い」「保証とディーラー網の安心感」がそろっている
- 残価率が高くても、高額車は値落ちの金額が大きい点に注意
- SEALION 7は1年落ちで販売価格ベース約8割と、ランキング上位並みの水準
- BYDでもシールは値下げの影響でRWDとAWDの残価率に差が出た
- 相場が高い車ほど、下取りと入札買取の差額が大きくなる
EVのリセールバリューはメーカー名だけでは決まらず、新車価格の動きや買い手の安心感で大きく変わります。EV選びや売りどきを考えるときの物差しにしてもらえたらうれしいです。



「低い」と「高い」の両方を調べてみて、オレが一番感じたのは「値下げされない車は落ちにくい」ってことだな!SEALION 7オーナーのみんなも、まずは今の愛車の相場を知るところから始めてみてくれよな🤠
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