こんにちは。EV-Cowboy運営者の「ニック」です。カーリースについて調べていると、「カーリースはデメリットだらけ」「やめとけ」「後悔した」みたいな言葉ばかり出てきて、正直こわくなりませんか。走行距離制限、残価精算、中途解約の違約金、審査、カスタム禁止。並べられると、たしかに地雷原に見えます。
私はBYD SEALION 7に乗っているEVオーナーで、個人事業主として車を経費に入れる側でもあります。だからこそ購入とリースはかなり真剣に比べました。そのうえでの結論を先に言うと、カーリースがデメリットだらけになるかどうかは、車ではなく契約条件の決め方でほぼ決まります。同じ会社の同じ車でも、距離と年数とオプションの選び方しだいで、安心な契約にも地獄の契約にもなるんですよね。
この記事では、カーリースがデメリットだらけと言われる理由を6つに整理して、そのひとつひとつに対する現実的な回避策をセットで書いていきます。個人事業主の経費や家事按分の考え方、そして私が実際に乗っているBYD SEALION 7を例にした判断基準まで、まとめて解説しますね。読み終わるころには、あなたがリースに向いているのか、素直に購入した方がいいのかが自分で判断できるはずです。
- カーリースがデメリットだらけと言われる6つの理由
- 走行距離制限や残価精算で後悔しないための回避策
- 個人事業主がリース料を経費にするときの注意点
- BYD SEALION 7で考える、リースが向く人・向かない人
カーリースは「3〜5年で乗り換えたい」「頭金を事業資金に残したい」「維持費を定額にしたい」人には合います。逆に「年間3万km走る」「大きくカスタムしたい」「最後まで所有して資産にしたい」人には、購入かクルマがもらえるプランの方が近いです。デメリットの大半は、契約前に条件を選び直せば消せます。
カーリースがデメリットだらけと言われる理由
まずは敵を知るところからです。ネットで叩かれている理由って、実は感情論じゃなくて、けっこう構造的な話なんですよ。ここを理解しておくと、後半の対策がすんなり入ってきます。
走行距離制限で追加請求が起きる
カーリースの月額が購入より軽く見えるのは、契約満了時に残っているであろう車の価値、いわゆる残価をあらかじめ差し引いているからです。そして車の価値は走った距離でガクッと落ちます。だからリース会社は「月◯kmまで」という上限を必ず付けてきます。これがカーリース最大の縛りですね。
相場感としては月1,000km〜2,000kmあたりが標準で、超過分は1kmあたり数円〜十数円で精算されるのが一般的です。仮に超過単価8円で、月に500kmずつオーバーし続けたとします。5年契約なら500km×60か月×8円で24万円。返却の日にいきなりこの請求が来るわけです。「聞いてない」と感じる人が続出するのは当然だと思いませんか。
通勤だけを想定して月500kmで契約したのに、週末の遠出や実家への帰省で毎月800km走っていた。営業で高速に乗る回数が増えた。子どもの習い事の送迎が増えた。
生活は変わります。距離は「今の実績」ではなく「これから3〜9年の平均」で読む必要があります。
ちなみにEVの場合、距離が伸びること自体は電気代が安い分だけ有利に働きます。私もSEALION 7で往復450kmの遠出をしますが、燃料費のダメージはガソリン車よりずっと小さいです。ただ、その「気軽に走れる」感覚のままリース契約すると距離を食い破りやすい。EVだからこそ距離設定は一段上、というのが実感ですね。
残価精算があるオープンエンド
ここが「カーリースはデメリットだらけ」と言われる最大の震源地です。残価の決め方には2つの方式があります。
| 方式 | 残価の扱い | 満了時 | 月額 |
|---|---|---|---|
| オープンエンド | 契約者に残価を開示 | 査定額が残価を下回ると差額を請求される場合がある | 残価を高めに設定でき安くなりやすい |
| クローズドエンド | 残価を開示しない | 原則として差額請求なし | リスク分だけ高くなりやすい |
オープンエンドは月額が安く見えるので選ばれがちです。でも仕組みとしては「満了時の値落ちリスクを契約者が背負う」ということ。5年後の中古相場なんて誰にも読めませんよね。特にEVはバッテリー技術や補助金制度の影響で相場が動きやすく、ここを不安に感じる人が多いのは自然です。
逆に言うと、クローズドエンドか、残価保証オプションが付けられるプランを選べばこのデメリットはほぼ消えます。月額は少し上がりますが、5年後の中古相場を当てにいくギャンブルを降りられると考えれば、私は安い保険だと思っています。
中途解約の違約金が重い
カーリースは原則として契約期間の途中でやめられません。自己都合で解約すると、残りのリース料相当額から未経過の税金などを差し引いた金額を、一括で支払うのが一般的です。3年残っていれば、その3年分がまとめて請求されるイメージですね。ここは正直、かなり重いです。
転勤、転職、家族構成の変化、体調、事業の縮小。3年後5年後に何が起きるかなんて分かりません。契約書にサインする瞬間は、それだけの期間を先に約束しているということを忘れないでください。
会社によっては、一定期間を過ぎれば解約金なしで解約できる「中途解約オプション」や、免許返納時に解約できる「免許返納オプション」を月額1,100円程度から付けられます。売上が読みにくい個人事業主ほど、月額を少し上げてでも付ける価値があります。
カスタムや改造ができない
リース中の車の所有者はリース会社です。あなたは借りている側なので、原状回復できない改造は原則NGになります。ホイール交換、車高調、社名のペイント、内装のくり抜き加工あたりは基本アウトだと思ってください。
ただ、ここは誤解も多いです。ドライブレコーダー、フロアマット、脱着できるルーフキャリア、貼って剥がせる社名マグネットのような可逆的な装備は認められるケースが多いです。私もSEALION 7にAI BOXやドラレコを付けていますが、この手の「戻せる」装備は事前に確認すればまず問題になりません。問題は穴を開ける・切る・塗るの3つです。
審査に落ちる人がいる
カーリースは分割払いの一種なので、信用審査があります。年収、勤続年数や事業年数、他社借入、クレジットの延滞履歴などが見られます。特に開業まもない個人事業主やフリーランスは、ここでつまずくことがあります。
「リースなら審査ゆるいでしょ」と思われがちですが、実際には会社によってはローンより厳しめという声もあります。とはいえ、多くのサービスは仮審査が無料・オンラインで完結します。条件を細かく詰める前に、まず通るかどうかを確かめる方が話が早いですよ。
総額では購入より割高に見える
最後がこれ。リース料には車両代だけでなく、自動車税、自賠責、登録諸費用、車検、メンテナンス、そしてリース会社の手数料が乗っています。だから総支払額だけを並べると、現金一括購入より高くなるのが普通です。「デメリットだらけ」と言い切る記事の多くは、ここを根拠にしています。
でもこれ、比べ方が少しズルいとも思うんですよね。現金一括で500万円払える人と、頭金0円で乗り始めて手元資金を事業に回せる人では、そもそも前提が違います。総額の差は「資金拘束を外す手数料」と捉えて、その金額に納得できるかどうかで判断するのが現実的です。
デメリットだらけのカーリースを避ける選び方
ここからが本題です。前半で挙げた6つは、実はほとんどが「契約前に選べる項目」です。つまり、後悔するかどうかは申し込みボタンを押す前に9割決まっています。順番に潰していきましょう。
クローズドエンドと残価保証で守る
最優先で潰すべきは残価精算のリスクです。ここだけは自分の努力ではコントロールできないので、仕組みで外します。方法は2つ。ひとつは残価精算のないクローズドエンド方式を選ぶこと。もうひとつは、オープンエンドでも残価保証オプションを付けて差額請求をなくすことです。
残価保証は月1,100円程度から付けられるサービスが多いです。5年契約なら総額6万円台。5年後に「査定が残価を20万円下回りました」と言われる可能性を6万円台で消せるなら、私は迷わず付けます。特にEVは相場の振れ幅が読みにくいので、ここをケチる意味はあまりないかなと思います。
- その見積はオープンエンドか、クローズドエンドか
- 残価保証オプションはいくらで付けられるか
- クルマがもらえるプラン(残価0円)だといくらになるか
残価0円プランは月額が上がる代わりに、返却も精算もカスタム制限も一気になくなります。長く乗る前提の人はこちらも比較対象に入れてください。
走行距離と契約年数の決め方
距離設定は「直近3か月の実走行の平均+一段階上」で決めるのがおすすめです。オドメーターを見れば実績はすぐ出ます。月800kmなら1,000kmではなく1,500kmを選ぶ、くらいの余裕を持たせるイメージですね。上限を上げると月額は上がりますが、超過精算の単価より安く済むケースがほとんどです。
年数は逆に、長いほど月額が下がります。ここは目的で決めましょう。
| 契約年数 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 3年 | 最新モデルへ短いサイクルで乗り換えたい | 月額はいちばん高い |
| 5年 | 車検1回分をまたいで使いたい | 距離設定を間違えると超過しやすい |
| 7〜9年 | 総額を抑えたい・最後にもらいたい | 途中の生活変化に弱い。解約オプションはほぼ必須 |
そして他社と比較するときのコツをひとつ。ボーナス払いありの「見かけ月額」で比べないことです。頭金なし・ボーナスなし・同じ走行距離・同じメンテ範囲、この4条件を揃えて総額で並べてください。これをやるだけで、広告の月額と実際の負担がまったく別物だと分かります。
個人事業主の経費と家事按分
個人事業主にとってのリース最大の魅力は、正直ここです。ただし「リースなら全額経費」は完全な誤解なので、そこだけ先に潰しておきますね。
| 買い方 | 会計処理のイメージ |
|---|---|
| 現金購入 | 車両は資産。普通自動車は耐用年数6年を目安に減価償却 |
| ローン | 支払利息は経費になりやすい。元本返済は経費ではない |
| カーリース | 事業使用分の月額リース料を、その期の費用として処理しやすい |
減価償却の計算も、利息と元本の切り分けも要らない。毎月同じ金額を1行入れるだけ。帳簿の手間という意味では、リースがいちばんラクなのは間違いないです。
問題は、プライベートでも乗る場合。この場合は家事関連費として合理的な割合で按分します。いちばん説明しやすいのは走行距離基準ですね。たとえば月額リース料60,000円で、総走行900kmのうち事業が600kmなら事業割合は3分の2。経費は40,000円、残り20,000円が家事分です。
運転日報やオドメーターの記録が残っていて、第三者が後から同じ計算をたどれること。ここが弱いと、割合が何%であっても説明できません。「名目だけ事業専用」は通らないので、実際の使い方と記録を一致させてください。
税務の最終判断は個別事情で変わります。契約前に顧問税理士へ、補助金・充電設備・任意保険の名義も含めて確認してくださいね。
ちなみに、プライベート用の車を1台残して、事業用にもう1台リースで足すという形にすると、按分作業そのものが消えます。2台持ちのコストは増えますが、毎月の記録の手間と説明のしやすさを買うと考えると、悪くない選択肢かなと思います。
BYD SEALION 7で考える実例
最後に、私が実際に乗っているBYD SEALION 7を例に当てはめてみます。日本仕様はRWDとAWDの2本立てで、2026年にはRJCインポートカー・オブ・ザ・イヤーも受賞したモデルです。
| 項目 | SEALION 7(RWD) | SEALION 7 AWD |
|---|---|---|
| メーカー希望小売価格(税込) | 4,950,000円〜 | 5,720,000円〜 |
| 一充電走行距離(WLTC) | 590km | 540km |
| 定員 | 5名 | 5名 |
500万円前後のEVを現金で買うと、資金拘束がかなり大きいです。個人事業主なら、その500万円は充電設備や広告費や運転資金に回したいところですよね。一方でリースなら頭金0円から乗り始められて、自動車税・自賠責・車検を月額にまとめられます。EVは商品サイクルが速いので、3〜5年で次世代モデルへ乗り換える前提とも相性がいいんです。

出典:月々定額のカーリース【オリコで乗ーる(おりこでのーる)】公式サイト
私が比較に使ったオリコで乗ーる(旧SOMPOで乗ーる)を例にすると、契約は1〜9年から選べて、月間走行距離は500kmから3,000kmまで500km単位。残価保証オプションと中途解約オプション、免許返納オプションが用意されていて、9年・残価なしのプランなら最後にクルマがもらえます。国産10メーカーと輸入18ブランド、約300車種を扱っているので、BYDもきちんと比較の土俵に乗ります。
| リースが向く人 | 購入した方がいい人 |
|---|---|
| 頭金を事業資金に残したい | 毎月の走行が上限を常に超えそう |
| 3〜5年で次のEVへ切り替えたい | ホイールや車高など本格的にいじりたい |
| 残価保証で返却リスクを消したい | 最後まで所有して資産として残したい |
| 事業専用車として帳簿を分けたい | 総支払額の最安だけを最優先にする |
オリコで乗ーるは契約後にメンテナンスプランや走行距離を変更できず、整備も指定工場が原則です。審査は厳しめという声もあります。ここを事前に飲めるかどうかが分かれ目ですね。
まとめ:カーリースはデメリットだらけか
結論として、カーリースがデメリットだらけになるかどうかは、車種でも会社でもなく、あなたが選ぶ契約条件しだいです。走行距離は一段上に、残価は保証か0円に、解約はオプションでほどく。この3つを押さえるだけで、ネットで叩かれている理由の大半は自分の契約から消えます。
逆に、月額の安さだけで飛びついて、距離ギリギリ・オープンエンド・オプションなしで契約すると、本当に「デメリットだらけ」の5年間になります。安さの裏には必ず、誰かが背負っているリスクがあると考えてください。
BYD SEALION 7のような500万円クラスのEVは、購入だと資金拘束と数年後のリセールの不確実さが重くのしかかります。カーリースはその不確実さを、期間・距離・オプションという「自分で決められる設計」に置き換える方法です。まずは希望グレードと現実的な走行距離で見積もりを出して、事業のキャッシュフローと帳簿の手間に合うかを確かめるのが最短ルートですよ。

出典:月々定額のカーリース【オリコで乗ーる(おりこでのーる)】公式サイト
なお、価格・補助金・取扱車種・審査条件・税務の扱いは変更されます。正確な情報は公式サイトをご確認ください。経費や按分の最終判断は、必ず税理士などの専門家にご相談くださいね。
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審査結果は収入・信用情報などにより異なります。必ず公式の最新条件をご確認ください。
免責:本記事は2026年9月時点の一般的な情報です。金額はあくまで目安であり、実際の条件は契約内容により異なります。
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