こんにちは、SEALION7でカントリードライブ:EV-Cowboyのニックです。BYD SEALION 7に乗って、金沢や白川郷まで長距離ドライブを楽しみながら、EVのリセールバリューや維持費など、お金まわりを実体験ベースで発信しています。
EVに乗っていると、オーナー仲間との会話で必ず出てくるのが「EVって売るとき安いんでしょ?」という話題です。特に外車のEVは、新車価格が高いぶん値落ちの幅も大きく、数年後に査定額を見てガッカリしたという声も少なくありません。
私自身、SEALION 7を銀行ローンで買った身なので、この先どれくらい価値が残るのかは他人事ではありません。そこで今回は、EVのリセールバリューが低いといわれる輸入EVをカーセンサーに掲載されている実際の中古車価格と型式・年式別の新車価格から残価率を計算してランキングにし、、SEALION 7の現状と比べてみました(2026年9月17日時点)。売り方や損を減らす工夫まで話していくので、EV選びや乗り換えの参考にしてみてください。
- リセールバリューが低いEV外車のランキング
- EVの残価率が下がりやすい理由
- SEALION 7の中古車相場と今後の見通し
- 値落ちで損しないための売り方と乗り方
ニックオレもSEALION 7を買うとき、正直リセールのことはあんまり考えずに即決しちゃったんだよね~😅 でも乗り換えを考え始めると「で、今いくらなの?」って気になるのが人情ってもんだぜ!今回はオーナー目線で、数字をもとにガチで比べてみたから最後まで付き合ってくれよな🤠
EVのリセールバリューが低い外車ランキング
ここでは、EVのリセールバリューが低くなる理由を押さえたうえで、輸入EVを残価率の目安で並べたランキングを紹介します。数字はカーセンサーに2026年9月17日時点で掲載されている中古車の実売価格を、型式・年式・グレード別の新車価格と照らし合わせて筆者が計算したもので、走行距離や車の状態によって大きく変わる点は頭に入れておいてください。
EVのリセールバリューが低い理由
そもそも、なぜEVのリセールバリューはガソリン車やハイブリッド車より低くなりやすいのでしょうか。理由は1つではなく、いくつかの要因が重なっています。
バッテリー劣化への不安
第1に、中古車を買う人がいちばん気にするのがバッテリーの状態です。エンジン車なら走行距離や整備記録である程度状態が読めますが、EVのバッテリーは充電の仕方や保管環境で劣化の進み方が変わります。買い手からすると「あと何年、何km走れるのか」が見えにくいので、そのぶん買取店は安全を見て低めの査定を付けやすいのです。
新車の値下げと補助金の影響
第2に、新車価格の値下げです。テスラのように新車価格をたびたび見直すメーカーだと、値下げのたびに中古車の相場もつられて下がります。さらに、EVは新車購入時に国のCEV補助金が出るため、中古車の価格は「補助金を差し引いた実質価格」と比べられがちです。つまり、新車価格そのものより低い水準からスタートする感覚になります。
技術の進化がとにかく速い
第3に、技術の進化のスピードです。航続距離が伸びた新型や、充電性能が上がった改良モデルが1〜2年で出てくるので、少し前のモデルが一気に古く見えてしまいます。スマホの型落ちが安くなるのと似た感覚ですね。
中古EVを選ぶ人がまだ少ない
最後に、需要と供給のバランスです。自宅に充電設備がない人は中古でもEVを選びにくく、国内で中古EVを積極的に探す層は限られています。買い手が少ない商品は、どうしても値段が付きにくくなるものです。
とくに輸入EVは、新車価格が高い・正規ディーラーの数が少ない・修理費が読みにくいという三重苦を抱えがちです。そのため、同じEVでも国産より残価率が下がりやすい傾向があります。
残価率の見方と今回の計算方法
EVのリセールバリューを比べるときに使うのが「残価率」です。計算はシンプルで、中古車価格 ÷ 新車価格 × 100で求めます。たとえば新車500万円の車が3年後に250万円なら、残価率は50%です。
今回は「なんとなくの目安」ではなく、中古車情報サイトのカーセンサーに2026年9月17日時点で実際に掲載されている車両を1台ずつ拾い、型式・年式・グレードをそろえた新車価格と突き合わせて残価率を計算しました。条件は次のとおりです。
- 中古車価格はカーセンサー掲載の「車両本体価格」(諸費用を含まない金額)
- 新車価格は、その年式・グレード・型式が販売されていた当時のメーカー希望小売価格(税込)
- ランキングは条件をそろえるため、2022年式(4年落ち前後)の残価率で比較
- 修復歴ありや極端な過走行車、価格応談の車両は除外
注意したいのは、カーセンサーの価格は「販売店が売る値段」だということです。実際に私たちが手放すときの買取額は、ここから販売店の利益・整備費・保証費用が差し引かれます。本記事では、買取額の目安を販売価格の約8割として「推定買取残価率」もあわせて出しています。これは筆者の試算なので、正確な金額は必ず査定で確認してください。
参考までに、国産の人気SUVやハイブリッド車は3年落ちでも販売価格ベースで60〜70%以上を保つことが珍しくありません。これと比べると、輸入EVの値落ちの速さがよくわかります。
| 順位 | 車種・グレード(型式) | 新車価格 | 2022年式の中古車価格 | 販売価格ベース残価率 | 推定買取残価率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | アウディ Q4スポーツバックe-tron 40 Sライン(ZAA-FZEBJ) | 716万円 | 269.7万〜358.8万円 | 約38〜50%(平均44%) | 約30〜40% |
| 2位 | ヒョンデ IONIQ 5 ラウンジ(RWD/AWD) | 549万〜589万円 | 260.2万〜269.8万円 | 約46〜48%(平均47%) | 約37〜39% |
| 3位 | メルセデス・ベンツ EQB 250(ZAA-243601C) | 788万円 | 358万〜388万円 | 約45〜49%(平均47%) | 約36〜39% |
| 4位 | テスラ Model 3 RWD | 494万〜574万円(改定多数) | 246.2万〜302.7万円 | 約45〜55%(平均49%) | 約36〜44% |
| 5位 | BMW i4 eDrive40 Mスポーツ(ZAA-72AW44) | 790万〜791万円 | 368万〜459万円 | 約47〜58%(平均53%) | 約37〜46% |
※2026年9月17日時点のカーセンサー掲載車両より筆者算出。推定買取残価率は販売価格の8割で試算。走行距離・色・装備・地域によって大きく変わります。
第1位はアウディ Q4スポーツバックe-tron
EVのリセールバリューが低い外車ランキングの第1位は、アウディのQ4スポーツバックe-tronです。カーセンサーには85台前後と輸入EVの中では多めの在庫があり、平均価格は約386万円。新車時価格が688万〜773万円だったことを考えると、値落ちの大きさが目立ちます。
型式ZAA-FZEBJの2022年式「40 Sライン」(新車716万円)を見ると、走行5.7万kmの車両が本体269.7万円で残価率約38%、走行0.9万kmの低走行車でも358.8万円で約50%でした。さらに2023年式の「40 アドバンスド」(新車709万円)でも、走行2.4万kmで287.7万円(約41%)という車両が出ています。
2024年式の「40 アドバンスド」(新車730万円)でも339.9万〜395万円と、2年落ちで残価率50%前後です。販売台数が多く中古車の流通量が増えていることや、新型「Q6 e-tron」の登場で型落ち感が出たことが、相場を押し下げていると考えられます。
第2位はヒョンデ IONIQ 5
第2位はヒョンデのIONIQ 5です。カーセンサーの掲載は13〜14台と少なく、中古車価格は約260万〜398万円、平均は約310万〜320万円でした。
2022年式の「ラウンジ」(RWD・新車549万円)は、走行1.2万kmで本体260.2万円、走行3.5万kmで265万円。「ラウンジ AWD」(型式ZAA-NE4LRG・新車589万円)は走行3.2万kmで269.8万円です。残価率にするとRWDで約47〜48%、AWDで約46%となり、推定買取額に直すと4年で4割を切る計算です。
一方、2023年式のラウンジは313万〜328万円(残価率約57〜60%)と、年式が1年新しいだけでぐっと数字がよくなります。800Vの急速充電性能やデザインの評価は今でも高いものの、日本ではオンライン販売が中心で販売網が限られ、中古で探す人がまだ少ないことが、初期型の相場に表れていると感じます。流通台数が少ないぶん、店舗によって査定額の差が大きくなりやすい車種です。
第3位はメルセデス・ベンツ EQB
第3位は、7人乗りも選べるコンパクトSUVのEV、メルセデス・ベンツ EQBです。残価率だけならIONIQ 5とほぼ同じですが、値落ちの「金額」はランキングの中で最大級です。
型式ZAA-243601Cの2022年式「EQB 250」(新車788万円)は、カーセンサーで本体358万〜388万円(走行2.4万〜4.4万km)。残価率は約45〜49%で、4年で約400万円以上価値が下がった計算になります。2023年式のEQB 250も368万〜468万円(約47〜59%)が中心です。
2024年6月以降の「EQB 250プラス」(型式ZAA-243602C・新車811万〜815万円)も、2025年式・1年落ち前後で本体448.6万〜588万円(約55〜72%)と、1年で約3〜4割下がっています。76台と在庫が多く、低走行車も多いため、相場が上がりにくい状態です。ベンツというブランド力があっても、高額な輸入EVは値落ちの金額がどうしても大きくなります。
第4位はテスラ Model 3
第4位はテスラのModel 3です。カーセンサーの掲載は約190台と輸入EVの中で圧倒的に多く、平均価格は約264万円。台数が多いぶん、年式ごとの相場がはっきり見えるのが特徴です。
2022年式の「RWD」は、走行1.7万〜4.6万kmで本体246.2万〜302.7万円。ただしこの年は新車価格が494万円から574万円まで短期間に何度も値上げされたので、同じ年式でも「いくらで買ったか」で残価率が変わります。中間の549万円で計算すると約45〜55%です。
さらに古い2021年式の「スタンダードレンジプラス」(新車429万〜479万円)は、走行3万kmで233.2万円、走行9万km超だと154.8万〜167.9万円まで下がっています。テスラは新車価格の改定が中古相場に直結しやすいので、値下げのニュースが出る前に手放せるかどうかも重要です。なお、2025年式のRWD(新車531.3万円)は走行2.6万kmで355.5万円(約67%)でした。
第5位はBMW i4
第5位はBMWのi4です。型式ZAA-72AW44の2022年式「eDrive40 Mスポーツ」(新車790万〜791万円)は、カーセンサーで本体368万〜459万円。残価率は約47〜58%と、今回の5台の中では比較的踏みとどまっています。
ただ、新車価格が高いため、平均的な415万円前後の車両でも4年で約370万円の値落ちです。さらにi4は2023年に848万円、2025年には922万円と新車価格が上がり続けているため、比較的高く見える残価率は「新車が値上がりして中古に割安感が出た」面もあります。走行0.05万kmの極上車と1.5万kmの車両で約90万円の差があるように、状態による価格差が大きいのも特徴です。
ランキングを通してEVのリセールバリューを見ると、4年落ちの輸入EVは販売価格ベースで新車の45〜55%、買取ベースだと35〜45%前後が現実的なラインです。とくに新車価格が700万円を超える車種は、残価率が同じでも値落ち額が400万円前後になる点に注意しましょう。
逆に言えば、値落ちの大きい輸入EVは中古で買う側にとっては割安ということでもあります。新車の半額前後で狙える高年式の輸入EVを探したい人は、希望の条件に合う中古車を提案してもらえるサービスを使うと、流通台数の少ないEVでも見つけやすくなります。



こうして並べると、高い輸入EVほど「値落ちの金額」がエグいよな…😓 オレが感じたのは、ブランドよりも「ディーラーの多さ」と「新車価格の動き」がリセールを左右してるってこと!買う前にここをチェックしとくだけで、将来の後悔はかなり減らせるぜ🤠


SEALION 7のリセールバリューは低い?
ここからは、私が乗っているBYD SEALION 7のリセールバリューが低いのかどうかを、中古車相場や補助金、保証の面から見ていきます。あわせて、値落ちで損をしないための売り方や、日頃からできる工夫も紹介します。
SEALION 7の中古車相場の今
SEALION 7は2025年4月に国内販売が始まったクロスオーバーEVで、後輪駆動のRWD(型式ZAA-UKXYT・発売時495万円)と四輪駆動のAWD(型式ZAA-UKXYA・発売時572万円)の2グレード構成です。2026年7月14日には一部仕様が変更され、リアトノカバーの標準装備化などとあわせて価格が改定されました。現在のメーカー希望小売価格はRWDが498万3,000円、AWDが575万3,000円です(出典:BYD JAPAN プレスリリース「BYD SEALION 7」シリーズの一部仕様アップデートと価格改定)。
では中古車はどうかというと、2026年9月17日時点でカーセンサーに掲載されているSEALION 7は15台。すべて修復歴なしの2025年式で、平均価格は418.2万円、価格帯は374.9万〜470万円でした。これを発売時の新車価格と比べて、グレード別に残価率を計算してみます。
| グレード(型式) | 新車価格(発売時) | 台数 | 走行距離 | 中古車本体価格 | 販売価格ベース残価率 | 推定買取残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| RWD(ZAA-UKXYT) | 495万円 | 9台 | 0.2万〜2.8万km | 374.9万〜428万円 | 約76〜86%(平均82%) | 約61〜69% |
| AWD(ZAA-UKXYA) | 572万円 | 4台 | 0.3万〜1万km | 430万〜470万円 | 約75〜82%(平均79%) | 約60〜66% |
※2026年9月17日時点のカーセンサー掲載車両より筆者算出。価格応談車と、グレード表記が特殊な1台は除外。推定買取残価率は販売価格の8割で試算。
RWDでいちばん安かったのは走行2.8万kmで374.9万円、低走行の0.2万〜0.3万km台は407.8万〜415万円が中心です。走行距離が1万km増えるごとに10万〜20万円ほど安くなる傾向が見えます。AWDは走行1万kmで440万円、0.3万kmの低走行車で469.8万円でした。
ここで、ランキングの車種と「1年落ち前後」の条件で比べてみましょう。
| 車種(2025年式) | 新車価格 | 中古車本体価格 | 販売価格ベース残価率 |
|---|---|---|---|
| BYD SEALION 7 RWD | 495万円 | 374.9万〜428万円 | 約76〜86% |
| BYD SEALION 7 AWD | 572万円 | 430万〜470万円 | 約75〜82% |
| テスラ Model 3 RWD | 531.3万円 | 355.5万円(2.6万km) | 約67% |
| メルセデス・ベンツ EQB 250プラス | 815万円 | 448.6万〜588万円 | 約55〜72% |
同じ1年落ち前後で見ると、SEALION 7は販売価格ベースで8割前後を保っており、テスラやベンツより値落ちがゆるやかです。値落ち額にしてもRWDで平均約90万円、AWDで約120万円と、EQBの1年落ち(約230万〜370万円)と比べるとかなり小さく収まっています。
ただし、これはあくまで販売価格です。買取店が付ける査定額は、ここから整備費や利益を差し引いた金額になります。仮に販売価格の8割とすると、RWDの買取額は約300万〜340万円(残価率61〜69%)が目安です。また、掲載台数が15台とまだ少なく、2026年7月の価格改定で新車が値上がりしたことも相場を支えている面があるので、流通量が増える2027年以降は数字が動く可能性があります。
BYDのドルフィン・ATTO 3・シールとEVのリセールバリューを比較
「SEALION 7はBYDだから特別に強いの?」と気になったので、EVのリセールバリューを比べるために、先に日本で発売されたBYDの3車種も、同じくカーセンサーの掲載価格(2026年9月17日時点)で残価率を計算してみました。
| 車種・年式・グレード | 新車価格(当時) | 中古車本体価格 | 販売価格ベース残価率 | 経過年数 |
|---|---|---|---|---|
| BYD ATTO 3(2023年式) | 440万円 | 223.5万〜279万円(31台中) | 約51〜63%(平均58%) | 約3年半 |
| BYD ドルフィン スタンダード(2023年式) | 363万円 | 177.7万〜198万円 | 約49〜55%(平均52%) | 約3年 |
| BYD ドルフィン スタンダード(2024年式) | 363万円 | 167.7万〜188万円 | 約46〜52%(平均48%) | 約2年 |
| BYD ドルフィン ロングレンジ(2024年式) | 407万円 | 212万〜231万円 | 約52〜57%(平均55%) | 約2年 |
| BYD シール RWD(2024年式) | 528万円 | 369万〜379.9万円 | 約70〜72%(平均71%) | 約2年 |
| BYD シール AWD(2024年式) | 605万円 | 334万〜409.9万円 | 約55〜68%(平均62%) | 約2年 |
| BYD SEALION 7 RWD(2025年式) | 495万円 | 374.9万〜428万円 | 約76〜86%(平均82%) | 約1年 |
※2026年9月17日時点のカーセンサー掲載車両より筆者算出(本体価格ベース)。
こうして並べると、BYDでも車種によって差がはっきり出ています。いちばん厳しいのはドルフィンで、2024年式でも2年で残価率5割前後。2025年4月にATTO 3が32万円、ドルフィンのロングレンジが33万円値下げされ、さらに299.2万円のエントリーグレード「ベースライン」が追加されたことで、それ以前に買った車の中古相場が一気に引っ張られた形です。
ATTO 3は3年半で約58%と、ランキングの輸入EV(4年落ちで45〜55%)よりはやや粘っています。シールはRWDが2年で約71%と健闘していますが、2025年10月30日の改良にあわせてRWDが528万円→495万円、AWDが605万円→572万円へ値下げされたため、それ以前に買った2024年式、とくにAWDの相場が押し下げられています。
BYDのEVのリセールバリューは「ブランド」より新車価格の値下げがあったかどうかで決まっている印象です。SEALION 7は2026年7月の改定でむしろ値上がりしたので、今のところ相場が支えられていますが、今後値下げやキャンペーンが入ればドルフィンと同じ動きになる可能性があります。
EVのリセールバリューから見る下取り・買取価格の目安
ここまで見てきたEVのリセールバリュー(残価率)は、あくまで中古車販売店の「売値」です。では、私たちが実際に手放すときの下取り額や買取額はいくらになるのでしょうか。
そこで、複数の買取店が入札するMOTA車買取で公開されている実際の入札結果(2026年4〜9月)と、カーセンサーの販売価格を比べてみました。
| 車種・年式 | カーセンサー販売価格 | MOTAの入札最高額(実績) | 販売価格に対する割合 |
|---|---|---|---|
| BYD SEALION 7(2025年式・約0.5万〜1万km) | 374.9万〜428万円 | 380万〜406万円 | 約9割以上 |
| BYD ATTO 3(2023年式・約2万km) | 243万円(2.4万km) | 208万〜215万円 | 約85〜88% |
| BYD ドルフィン(2024年式・約0.5万km) | 167.7万〜188万円 | 147万〜170万円 | 約85〜90% |
| テスラ Model 3(2022年式・約3万km) | 246.2万〜280万円 | 188万〜220万円 | 約75〜80% |
| メルセデス・ベンツ EQB(2023年式・約0.5万km) | 368万〜468万円 | 302.9万〜330万円 | 約75〜80% |
※MOTA車買取の車種別買取相場ページに掲載された入札実績(走行距離は概数)と、カーセンサー掲載価格を筆者が比較。状態・色・地域が同一ではないため目安です。
結果を見ると、複数社を競わせた入札の最高額は、販売価格の8〜9割が目安でした。一方、MOTAが示している下取りの参考額は入札最高額の約9割なので、ディーラー下取りは販売価格の7割前後と考えるのが現実的です。これをもとに、主な車種の下取り額と買取額を試算すると次のとおりです。
| 車種・年式 | 新車価格 | 販売価格の平均 | 入札買取の目安(×0.8) | 下取りの目安(×0.7) |
|---|---|---|---|---|
| BYD SEALION 7 RWD(2025年式) | 495万円 | 約405万円(82%) | 約324万円(65%)※実績は380万〜400万円 | 約284万円(57%) |
| BYD SEALION 7 AWD(2025年式) | 572万円 | 約452万円(79%) | 約362万円(63%)※実績は406万円 | 約317万円(55%) |
| BYD シール RWD(2024年式) | 528万円 | 約376万円(71%) | 約301万円(57%) | 約263万円(50%) |
| BYD ATTO 3(2023年式) | 440万円 | 約254万円(58%) | 約204万円(46%) | 約178万円(40%) |
| BYD ドルフィン スタンダード(2024年式) | 363万円 | 約173万円(48%) | 約138万円(38%) | 約121万円(33%) |
| BMW i4 eDrive40 Mスポーツ(2022年式) | 791万円 | 約420万円(53%) | 約336万円(42%) | 約294万円(37%) |
| テスラ Model 3 RWD(2022年式) | 549万円 | 約269万円(49%) | 約215万円(39%) | 約188万円(34%) |
| メルセデス・ベンツ EQB 250(2022年式) | 788万円 | 約373万円(47%) | 約298万円(38%) | 約261万円(33%) |
| ヒョンデ IONIQ 5 ラウンジ(2022年式) | 549万円 | 約263万円(48%) | 約210万円(38%) | 約184万円(33%) |
| アウディ Q4スポーツバックe-tron 40 Sライン(2022年式) | 716万円 | 約314万円(44%) | 約251万円(35%) | 約220万円(31%) |
※( )内は新車価格に対する割合。入札買取・下取りの目安は筆者の試算で、実際の金額は車両の状態や時期によって変わります。
SEALION 7の場合、試算上は下取りと入札で約40万円の差ですが、MOTAの実績では入札最高額が380万〜406万円まで伸びていて、MOTAが示す下取り参考額(約341.5万円)より約40万〜65万円高い水準です。値落ちしにくい車ほど、売り方の差がそのまま手取りの差になります。
補助金の減額が相場に与える影響
SEALION 7のリセールを考えるうえで、見逃せないのがCEV補助金の変化です。発売時は35万円だった補助金が、制度の見直しによって2026年4月1日以降の登録車からBYD各車は15万円に減額されました(出典:次世代自動車振興センター「令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額」)。
補助金が減るということは、新車を買う人の実質負担が増えるということです。すると「新車より手ごろな高年式の中古車を選ぼう」と考える人が増えやすく、中古相場にとってはむしろ下支えになる面もあります。逆に言えば、今後もし補助金が増えたり、新車の値引きキャンペーンが強化されたりすれば、中古相場には下押しの力が働くかもしれません。
CEV補助金を受けて購入した車は、原則として一定期間(EVは4年)保有することが条件になっています。期間内に売却すると補助金の返納を求められる場合があるので、早めの乗り換えを考えている人は必ず条件を確かめてから動きましょう。
バッテリー保証がリセールを支える
EVの中古車で買い手がいちばん不安に感じるのは、先ほど触れたバッテリーの劣化でした。その点、BYDは新車時に一般保証4年10万km、駆動用バッテリーを含む高電圧部品に8年15万kmの保証を用意しています。
さらに、新車購入時に申し込める有償の「パワーバッテリーSoH延長保証」を付ければ、バッテリー容量70%以上を最長10年30万kmまで保証してもらえます。BYDは認定中古車にもこのSoH保証を広げていて、中古で買う人の不安を減らす仕組みが整いつつあるのは、リセールにとって追い風です。
BYDのバッテリーは、熱に強く劣化しにくいとされるリン酸鉄リチウムイオンを使ったブレードバッテリーです。私のSEALION 7も長距離ドライブで急速充電を何度も使っていますが、今のところ航続距離が目に見えて落ちたと感じる場面はありません。保証書や点検記録はしっかり残しておくと、売るときのアピール材料になります。



オレは法定12ヶ月点検もBYD川越でちゃんと受けてきたんだけど、こういう記録って査定のときに効いてくるんだよな!「ディーラーで点検してました」って言えるだけで、買う側の安心感が全然違うはずだぜ👍
EVのリセールバリューで損しないための売り方
EVのリセールバリューは低くなりがちだからこそ、売り方で手元に残る金額が大きく変わります。とくに大切なのが、ディーラーの下取りだけで決めないことです。
下取りは乗り換えの手続きが一度で済んで楽ですが、EVや輸入車の相場に詳しくない店舗だと、どうしても安全を見た低めの金額になりがちです。一方、輸入車やEVの販売ルートを持っている買取専門店なら、海外への輸出や専門店での再販を前提に、高めの査定を出してくれることがあります。
売るタイミングも意識しておきましょう。一般的には、車検の前や走行距離が5万km・10万kmといった区切りを超える前、そして新型や改良モデルが発表される前が狙い目です。SEALION 7のように改良が入った直後は、旧仕様の相場が動きやすいので、まずは今の愛車の価値をネット査定で確認しておくと判断しやすくなります。
輸入車やEVを高く売りたいなら、輸入車の買取に特化したサービスで相場を知ってから、ディーラーの下取り額と比べるのがおすすめです。比べる材料があるだけで、下取りの交渉もしやすくなります。
入札方式で下取り査定をするやり方をおさらい
では、どうすれば入札の最高額に近い金額で売れるのか。私が前の愛車を手放したときに実践して、ディーラー下取りのおよそ倍の金額になった「入札方式」の流れをおさらいしておきます。詳しい体験談は中古車を高く売る方法の記事にまとめています。
- まずディーラーで下取り額を出してもらう
乗り換え先を含めて複数のディーラーで下取り額を聞き、いちばん高い金額を「これより下なら売らない」最低ラインにします。私のときはBYDが70万円、トヨタが35万円と、ディーラー間でも倍の差がありました。 - 一括査定・入札サービスに申し込む
ナビクルのような一括査定や、MOTAのように上位3社とだけやりとりできる入札型サービスに申し込みます。申し込み直後は電話が多くなるので、時間に余裕のある日に。 - やりとりする業者を絞る
SMSやメールで記録を残してくれる業者を優先し、「一対一でないと査定しない」という業者は外します。入札形式に応じてくれるかも事前に確認しておきましょう。 - 同じ日時・同じ場所に集まってもらう
自宅や店舗への持ち込みではなく、広い駐車場などに複数の業者に同じ時間に来てもらい、まとめて査定してもらいます。査定時間は1時間ほどでした。 - 「受け取れる金額」を一斉に書いてもらう
「あとから手数料などで減額しない、私が受け取れる金額を書いてください」と伝えて、名刺の裏などに査定額を書いてもらい、せーので同時に見せ合います。 - 最高額の業者と契約する
最高額がディーラー下取りを上回っていれば契約。印鑑証明書などの書類を用意し、新しい車の納車日に合わせて引き渡し日を決めます。
一対一の交渉や、買取店への持ち込み査定はできるだけ避けましょう。その場で即決を迫られやすく、比べる材料がないまま相場より低い金額で決めてしまいがちです。ローンが残っている場合や、CEV補助金の保有期間中の場合は、手続きや返納の条件も事前に確認しておきましょう。
入札方式に使える査定サービスを比較
入札方式を自分でやるのが大変な人は、最初から「業者同士が競り合う仕組み」になっているサービスを使うのが近道です。EVの売却に使いやすいものを目的別にまとめました。
| サービス | しくみ | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| ユーカーパック | 1回の査定で多数の買取店がネットオークション形式で入札。やりとりはユーカーパックとだけ | 営業電話を減らしつつ、入札で最高値を狙いたい人 |
| SellCa(セルカ) | 1回の査定情報をもとに多数の買取店が入札するオークション形式。やりとりはセルカが窓口 | 高年式・低走行のEVを、手間をかけずに高く売りたい人 |
| ガリバー | 全国に店舗を持つ大手の無料査定。下取り額の比較材料を早く手に入れやすい | まず相場を知って、ディーラー下取りと比べたい人 |
| 輸入車買取センター | 輸入車を専門に全国対応で買取 | テスラ・ベンツ・BMW・アウディなど輸入EVを売りたい人 |
※サービス内容は2026年9月時点の各公式サイトの案内をもとにしています。最新の条件は公式サイトで確認してください。
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残価リスクを避けるならカーリース
「そもそも数年後の値落ちを気にしながら乗るのがイヤ」という人は、買うのではなくカーリースで乗る方法もあります。残価精算のないタイプのカーリースなら、契約時に数年後の残価を差し引いて月額が決まるので、相場が下がっても自分が損をかぶらないのが大きなメリットです。
EVは今まさに技術が進化している最中なので、3〜5年ごとに新しいモデルへ乗り換えたい人とは相性がいいでしょう。一方で、走行距離の上限や、返却時のキズ・汚れの精算があるので、年間の走行距離が多い人や、長く乗り続けたい人は購入のほうが向いています。
輸入車まで選べるカーリースなら、SEALION 7のようなBYDの車や、テスラ、ヒョンデなども同じ流れで月額を比べられます。購入とリースの総額を並べて比べてみると、自分に合う乗り方が見えてきますよ。
ほかにも、月額の安さや走行距離に応じた料金など、特徴の違うカーリースがあります。
頭金0円から、輸入EVも含めて月額の目安をオンラインで確認できます。
楽天市場のBYD公式ショップでは、SEALION 7の購入手続きも案内されています。ポイントを貯めながら買いたい人は、こちらもチェックしてみてください。
価値を落とさない日頃のケア
EVのリセールバリューは相場の影響が大きいとはいえ、同じ年式・走行距離でも、車の状態によって査定額には差が出ます。とくに内装の汚れやにおい、ボディの小キズは、買取店がクリーニングや補修にかかる費用として査定額から差し引くポイントです。
そこで私が意識しているのは、足元と荷室を傷や汚れから守ることと、ボディの艶を保つことの2つです。SEALION 7は内装の質感が高いぶん、純正のフロアを汚すと目立ちやすいので、専用設計のマットを敷いておくと安心できます。
ボディについては、洗車のついでにガラス系のコーティング剤を使うだけでも、水アカや小キズが付きにくくなります。濃い色のボディは洗車キズが目立ちやすいので、こまめなケアが査定のときの第一印象につながります。
査定では、車内のにおいも意外と見られるポイントです。とくにペットやたばこ、エアコンのカビ臭は減額の対象になりやすいので、売る前にスチーム式の消臭剤で車内をリセットしておくと安心です。
ドアノブ周りの爪キズや、洗車でついた浅い線キズなら、コンパウンドで目立たなくできることもあります。ただし深いキズを自分で磨くと逆に目立つことがあるので、無理はしないのがコツです。
そのほか、禁煙を守る、ペットを乗せるときはシートカバーを使う、純正パーツや取扱説明書、スペアキーを保管しておくといった基本も大切です。社外品のパーツに交換した場合は、純正品を捨てずに残しておきましょう。
EVのリセールバリューに関するよくある質問(FAQ)
Q1. EVはどれくらいのペースで値落ちしますか?
A. 車種による差が大きいですが、カーセンサーの実売価格で計算すると、輸入EVは4年落ち(2022年式)で販売価格ベース45〜55%前後、買取ベースでは35〜45%前後になるケースが多いです。国産の人気ハイブリッド車が3年で60〜70%前後を保つことを考えると、値落ちは早めだと思っておいたほうがいいですね。あくまで一般的な目安なので、実際の金額は査定で確認してみてください。
Q2. SEALION 7のリセールバリューは低いですか?
A. 2026年9月17日時点のカーセンサー掲載15台(すべて2025年式)で計算すると、RWDが販売価格ベースで約76〜86%、AWDが約75〜82%と、同じ1年落ちのテスラ Model 3(約67%)やベンツ EQB(約55〜72%)より高い水準です。ただ、流通量が増えたり新車の値引きが進んだりすると相場は動くので、今後の推移を見守りたいところです。
Q3. 補助金をもらったEVはすぐに売れますか?
A. CEV補助金を受けたEVは、原則4年間の保有が条件です。その期間内に売ると、補助金の一部を返納する必要が出る場合があります。早めに手放す可能性があるなら、購入前に条件をよく確かめておきましょう。
Q4. EVを売るならディーラー下取りと買取店のどちらがいいですか?
A. 手間の少なさなら下取り、金額を重視するなら買取店です。とくに輸入EVは、輸入車の販売ルートを持つ買取店のほうが高く評価してくれることがあります。まず買取店で相場をつかんでから、下取り額と比べるのがおすすめです。
Q5. バッテリーの状態は査定にどう影響しますか?
A. バッテリーの残り容量(SoH)が高いほど、査定ではプラスに働きやすいです。メーカー保証が残っているか、延長保証に入っているかも評価されるポイントなので、保証書や点検記録はそろえておきましょう。
Q6. 中古車の販売価格から、下取り額や買取額はどれくらいになりますか?
A. MOTA車買取の入札実績とカーセンサーの販売価格を比べると、複数社が競った入札の最高額は販売価格の8〜9割、ディーラー下取りは7割前後が目安でした。たとえば販売価格400万円の車なら、入札で320万〜360万円、下取りで280万円前後というイメージです。
EVのリセールバリューが低い外車とSEALION 7まとめ
今回は、EVのリセールバリューが低い外車をランキングで紹介し、SEALION 7の相場とあわせて見てきました。最後にポイントを振り返っておきます。
- 輸入EVはバッテリー不安や新車価格の改定で値落ちしやすい
- 2022年式で比べるとQ4スポーツバックe-tronが約44%、IONIQ 5とEQBが約47%と低め
- SEALION 7は1年落ちで販売価格ベース約8割(推定買取6〜7割)と値落ちはゆるやか
- BYDでもドルフィンは2年で残価率5割前後と、値下げの影響が大きい
- 下取りは販売価格の7割前後。入札方式なら8〜9割まで狙える
- 値落ちが心配ならカーリースで残価リスクを避ける方法もある
EVは、リセールバリューだけを見ると確かに不利な面があります。それでも、ガソリン代がかからない、静かで疲れにくいといった毎日の満足感は、数字では測れない価値だと私は感じています。大切なのは、値落ちを前提にしたうえで、売り方や乗り方を工夫して損を小さくすることではないでしょうか。あなたのEV選びや乗り換えの参考になればうれしいです。



EVは「売るときの値段」だけで判断すると損した気分になりがちだけど、乗ってる間の楽しさやガソリン代の節約まで入れたら、オレは全然アリだと思ってるぜ!まずは今の愛車の相場を知るところから始めてみてくれよな🤠
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