楽天モバイル2台持ちとの比較で車載用Wi-FiルーターDCT-WR200Dは導入するメリットあり!
はじめに
愛車のBYD Sealion 7でのドライブ中、YouTubeやNetflixなどの動画コンテンツを楽しむのが私の至福の時間です。特にOttocast(オットキャスト)やCarlinkitなどの「Aibox」を導入してからは、車内が完全に「動くリビング」化し、移動時間がエンタメの時間に変わりました。
しかし、そこで必ずぶつかるのが「通信環境(ギガ)どうする問題」です。
私も最初は「楽天モバイル最強プランのギガ無制限」で、とにかくランニングコストがかからない方法で運用していました。「スマホのテザリングで十分ではないか?」「楽天モバイルの最強プランなら無制限で安いのでは?」と利用していましたが、ある悩みにぶち当たりました。
私の場合は楽天モバイルでプライベートと仕事用で2回線利用しているため、2回線分の料金が発生してしまいます。車内で楽天モバイルのテザリングを使用していると1回線は20ギガ超えてしまい、さらにもう一回線も3ギガは超えてしまいます。
そうすると
- メイン回線で楽天モバイルギガ無制限で税込み3,278円
- もう一回線で20GBまでに抑えたとして2,068円
- 合計で5,346円は楽天モバイル2回線分として費用が発生してしまいます。
これに留守番電話サービス300円や国内通話/SNSなどの料金なども加味したり、もう一回線もフルに20ギガ以上利用すると月に7,000円以上を超えてしまうこともありました。

これではせっかくの楽天モバイル最強プランであったとしても、料金的なメリットが得られません。
私も最初は「なるべくお金をかけたくない」と考え、「月額無料のフリーWi-Fi」や、話題の「Rakuten WiFi Pocket Platinum」、さらには「WiMAX+5G」など、あらゆる通信手段を検討・比較しました。
その結果たどり着いた結論は、Pioneer カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D」でした。

出典:pioneer公式サイト
「えっ、それ端末代もかかるし有料じゃん」と思われた方、ちょっと待ってください。
実は、他のモバイルルーター(WiMAX、クラウドSIM、楽天)と比較しても、年間コスト・安全性・エリアの面でこのルーターが最も優れているという結論に至ったのです。
今回は、Aiboxユーザーであり楽天モバイル2回線ユーザーの私が、なぜ「人気のモバイルルーター」を選ばなかったのか。その理由を、他社サービスとの徹底比較と実体験を交えて詳しく解説します。
- 【徹底比較】 WiMAX+5G / クラウドSIM / 楽天ルーター vs DCT-WR200D
- **「1年間無償使用権」**とは? 面倒な契約なしですぐ使えるメリット
- **「停車中も最大2時間」**使える! 休憩中も動画見放題の真実
- 【重要】 楽天モバイル2台持ち vs ルーター併用時の3年間の維持費比較
- OttocastやCarlinkitなどのAiboxユーザーこそ、このルーターを使うべき理由

結論:DCT-WR200Dは「他サービスより安く、最も安全」な最適解
結論から言うと車載用として使うなら、「モバイルルーター」ではなく「車載専用ルーター(DCT-WR200D)」を選ぶのが正解です。
WiMAXなどの高性能ルーターは月額4,000円を超えますし、楽天モバイルのルーターも「車載専用」ではないため、夏場の放置は危険です。電源OFF/ONの操作も手間となります。
さらに先日、とある地方や山奥などへドライブした際に楽天モバイルの電波が入りづらくなってしまって、スマホでのテザリングによるAiboxでの動画視聴などが困難になってしまう状況に直面しました。
このような経験もあり、「ギガ無制限とはいえ楽天モバイル一択ではもしもの時に不安を感じる」ことを実感したため、予備として異なるキャリア回線も検討していました。具体的にはドコモのahamoやauのpovoなどのサービスについても視野に入れていました。
しかし、スマホでのテザリングでは発熱などスマホへの負荷があることでスマホの電池の寿命に少なからず影響を与えてしまうことも危惧していました。
その点も踏まえて「コスト」「エリア」「安全性」のバランスが完璧に取れているのは、現状このルーターが私にとっては最適解になると結論付けて購入することになりました。

実際にPioneer カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D-E」を導入してみて、後から実感した一番のメリットが、「車に乗る度に、わざわざ毎回スマホをテザリングさせる必要がなくなった」ことが最大の嬉しい誤算でした。
そのような結論になった具体的な比較データを見ていきましょう。

【徹底比較】WiMAX・クラウドSIM・楽天・カロッツェリア 4社対決
車でWi-Fiを使いたいと思った時、候補に挙がる4つのサービスを、「車載利用」という視点で厳しく比較しました。
| 特徴 | DCT-WR200D (カロッツェリア) | Rakuten WiFi Pocket Platinum | WiMAX +5G (UQなど) | クラウドSIM (100GBなど) |
| 月額コスト(目安) | 約1,100円 (年額13,200円) | 3,278円 (無制限) | 約4,200円〜 (無制限) | 約3,000円〜 (100GB) |
| 通信エリア | docomo LTE (山間部に最強) | 楽天回線 (山にやや弱い) | au回線 (山間部に弱い) | 3キャリア自動 (掴みが遅い場合あり) |
| 車内安全性 | ◎ 安全 (電池レス・耐熱) | × 危険 (電池発火リスク) | × 危険 (電池発火リスク) | × 危険 (電池発火リスク) |
| 電源操作 | 自動 (エンジン連動) | 手動 (乗る度ON/OFF) | 手動 | 手動 |
| 契約期間/解約金 | 24か月間 (最大2年) | なし | あり (または端末分割) | あり |
1. WiMAX+5G は「エリア」と「コスト」で脱落
通信速度は速いですが、使用する周波数帯が高いため、山間部やトンネルに弱いという弱点があります。
キャンプや地方へのドライブで圏外になっては意味がありません。また、月額4,000円超えは、サブ回線としては高すぎます。
このようなサービスでも少し高いかもしれませんね👇
2. クラウドSIM(100GB)は「バッテリー」がネック
月額3,000円台で100GB使えるのは魅力ですが、これらの端末もリチウムイオン電池を搭載しています。
真夏の車内に放置するとバッテリー膨張や発火のリスクがあります。また、場所によって回線の切り替えがうまくいかず、Aiboxの動画が止まることもありました。
3. Rakuten WiFi Pocket Platinum は「手間」がかかる
キャンペーンで「端末1円」で手に入り、プラチナバンド対応で繋がりやすくなった楽天ルーター。
しかし、「乗るたびに電源ボタンを長押しする」という手間は想像以上にストレスです。エンジンを切っても電源は落ちないため、消し忘れるとバッテリー切れを起こし、肝心な時に使えません。
それが気にならないのであれば、楽天モバイルをお申込みすれば、キャンペーンんの対象であれば、Rakuten WiFi Pocket Platinumもお得に利用できるようになります。
4. DCT-WR200D が選ばれる理由
- ドコモ回線の信頼性: 日本全国、どんな田舎道でもほぼ繋がります。
- 完全自動: エンジンONで起動、OFFで終了。操作一切不要。
- 安全性: バッテリー非搭載で、真夏の車内放置もメーカー保証範囲内。
- 圧倒的コスパ: 月額換算1,100円は、他社のどのサービスよりも安いです。

5.個人的に選んだ理由
- 以前、IJJの格安sim利用時にdアカウントをすでに作っていた
- 以前、スバルのフォレスターに載せていたカーナビがpioneerのカロッツェリアであり、すでにpioneerのサービスを利用していたのでpioneerのアカウントも持っていた
- これによりDCT-WR200Dの導入や登録が容易であった
- さらにSEALION7でAiboxの利用が増えて、音楽再生や同乗者による動画視聴が増えていた
- SEALION7で充電中以外の駐車中であっても車内でブログ記事を書くこともありネット環境が必要だった
- 車に乗る度にAiboxを使うためのスマホでのテザリング設定が面倒くさく感じていた
- 夏場のスマホのテザリング利用による発熱と電池の消耗が心配であった
- 楽天モバイルだけでは山間部など通信不安定になることに不安を感じ始めていた
- Carlinkitも使い始めたことでアプリのインストールやアップデートなどで通信料がさらに増えていた
- 楽天モバイルの2回線利用で月々の料金が増えてしまっていた
- スマホ2台+Aibox2台+同乗者スマホで同時接続台数5台使える
これらの理由によりDCT-WR200Dの導入が最適だと判断しました。
誤解だらけの「無料期間」と「利用時間」の真実
DCT-WR200Dの導入を検討する際、重要なのが「60日間無償使用権」と「実際の使い勝手」です。パイオニア公式サイトの正確な情報に基づいて解説します。
1. 「60日間無償使用権」付きモデルなら、手続き不要ですぐ使える!
DCT-WR200Dには、対象商品の購入&docomo in Car Connectを初めて利用される方を対象に、 車内Wi-Fiを60日間無料でお使いいただけるキャンペーンがあります。(期間限定)

最近のキャンペーンの情報はコチラ👆
このモデルの最大の特徴は、製品価格に「60日間の通信料」があらかじめ含まれていることです。
- 面倒な契約手続きなし: 購入後、dアカウントで利用開始の手続きをするだけで、その日から60日間は追加費用ゼロで使い放題になります。
- 課金のタイミング: 60日経過後に、初めて有料プラン(13,200円/年など)の購入が必要になります。
「最初に端末代だけ払えば、あとは60日間気にせず使い倒せる」というのは、精神的にも非常に楽です。


2. 停車中も「最大2時間」Wi-Fiが使える!
以前のモデルや古い情報では「停車中は60分まで」と言われていましたが、現在のDCT-WR200Dの仕様では、**停車中のWi-Fi利用時間は「最大2時間」**です。
- 走行中: 無制限で利用可能
- 停車中(アイドリング/アクセサリON): 最大2時間まで利用可能
2時間あれば、映画一本を見終わることも可能ですし、SAでの仮眠やZoom会議も余裕です。「ちょっとした休憩」レベルなら、Wi-Fiが切れる心配はほぼありません。
【注意点】
停車したまま2時間が経過するとWi-FiはOFFになります。この状態から復帰させるには、「走行を開始する(振動を与える)」必要があります。
※商品レビューによると1時間足らずでWi-Fiが切れてしまうこともあるようですので注意願います。私の場合も2時間まで持たないことがありました。

Pioneer カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D-E」vs 楽天モバイル「2台持ち」!UIM更新料込みの長期コスト比較
ここが今回の記事の核心です。
Pioneer カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D-E」を購入し、楽天モバイルのデータ使用量を「2回線とも20GB未満(月額2,178円)」に抑えた場合どうなるか?
Pioneer カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D-E」については2年ごとの「UIMカード更新費用(5,500円)」も含めた、3年間のリアルな収支をシミュレーションしました。
※今回のシミュレーションでは楽天モバイルの留守番電話サービスやSNSサービス料金など追加費用については考慮していません。また、Wi-Fiルーターの60日間無料特典も考慮せず簡略的に比較していますので予めご了承ください。
【検証】3年目(更新年)でも楽天モバイルより安い!
- パターンA:現状(楽天モバイル2回線 無制限)車でもテザリング等を使い、2回線ともデータ無制限で使用したケース。
- 月額:3,278円 × 2回線 = 6,556円(留守番電話やSNSなど利用するとさらに料金が掛かります)
- 年額:78,672円 (これが毎年かかります)
- パターンB:提案(楽天モバイル20GB未満 × 2 + DCT-WR200D)車内ではルーターを使用し、スマホは2回線とも20GBプランに抑える。
- スマホ通信料月額:2,178円 × 2回線 = 4,356円
- スマホ通信料年額:52,272円
- Wi-Fiルーター費用:
- 1年目:約35,000円(Wi-Fiルーター端末代 約2,1800円+月額1,100円の12か月分の1年分通信費込の実勢価格)
- 2年目:13,200円(通信プラン更新)
- 3年目:18,700円(通信プラン + UIMカード更新料5,500円)
3年間の総額コスト推移表
| 期間 | A:現状 (楽天無制限x2) | B:提案 (楽天20GBx2+ルーター) | 年間収支 (Bの場合) |
| 1年目 | 78,672円 | 87,272円 (スマホ通信費+ルーター端末購入) | -8,600円 |
| 2年目 | 78,672円 | 65,472円 (スマホ通信費) | +13,200円 お得! |
| 3年目 | 78,672円 | 70,972円 (スマホ通信費+通信+UIM更新) | +7,700円 お得! |
| 3年間累計 | 236,016円 | 223,716円 | 12,300円 お得! |
※DCT-WR200D(1年無償権付)の実勢価格を約35,000円として計算。
検証結果のポイント
- 1年目: ルーターの初期費用がかかるため、一時的に約8,600円のマイナスですが、月額換算すればわずかな差です。
- 2年目: 端末代がなくなり、一気に年間13,200円の黒字になります。ここで1年目の分を完全に取り返します。
- 3年目: 5,500円のUIMカード更新料が発生しますが、それでも楽天モバイルを維持するより年間7,700円安く済みます。
結論:長く乗れば乗るほど、DCT-WR200Dの方が圧倒的にお得になります。
しかも、「ドコモ回線の安定感」と「車内放置OKの安全性」さらに「スマホのテザリング設定が不要となる」という付加価値までついてくるのです。
Aiboxユーザー(Ottocast / Carlinkit)こそ導入すべき「3つの神メリット」
もしあなたが、私のブログでも度々紹介しているOttocast(オットキャスト)やCarlinkit(カーリンキット)をお使いなら、DCT-WR200Dは必須アイテムと言っても過言ではありません。
1. エンジンONで「完全自動」でWi-Fi接続
DCT-WR200Dは、車のイグニッション(電源)と連動して起動します。
Sealion 7に乗り込み、シートベルトを締めてブレーキを踏む頃には、Aiboxが自動的に立ち上がり、約1分ほどで勝手にWi-Fiを掴みはじめて動画視聴や音楽など楽しめるようになります。(あらかじめ無線LAN設定でペアリングしておくことが必要です)
スマホやWi-Fiルーターの操作する必要すらありません。この「まるで純正システムのようなシームレスさ」は、一度体験すると他には戻れません。

2. アプリのアップデートや高画質再生も「無制限」
AiboxはAndroid端末そのものなので、バックグラウンドでGoogle Playストアのアプリ更新やシステムデータのダウンロードを頻繁に行います。
テザリング等の容量制限がある回線だと「今はアップデートしないで!」とヒヤヒヤしますが、DCT-WR200Dなら完全無制限。
4K動画だろうが、Spotifyの最高音質設定だろうが、子供がSwitchでオンラインゲームを始めようが、一切気にする必要がありません。
ニック通信量無制限なのでギガを気にせずガンガン使える安心感があるから、最高音質での音楽も高画質での動画も楽しめるのは最高だね!
3. 見落としがちな重要ポイント「車載スペック」の安全性
ここが最も重要なポイントかもしれません。
日本の夏、特に近年の酷暑は異常です。炎天下のダッシュボード付近は70℃を超えることもあります。
WiMAXや楽天WiFi Pocketなどのモバイルルーターは、リチウムイオン電池を搭載しており、動作推奨温度はせいぜい35℃〜40℃程度です。これを車内に放置するのは、「発火・爆発」のリスクを抱えて走るようなものです。



以前車内で使っていたモバイルルーターは電池が膨張して壊れたよ(泣)
一方、DCT-WR200Dは「車載専用設計」です。
バッテリーを搭載しておらず、動作温度は-10℃〜+60℃**まで保証されています。真夏の車内に置きっぱなしにしても安全なように設計されているのです。「いちいち端末を持ち運ばなくていい」という利便性は、この安全性の上に成り立っています。


出典:Pioneer公式サイト
この記事のまとめ:Pioneer カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D-E」ははっきり言って便利!
今回は、私が愛車BYD Sealion 7に導入した車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D」について、あらゆる競合サービスと比較解説しました。
- 他社比較: WiMAXや楽天ルーターは「電池発火リスク」「手動操作の手間」「コスト」で車載には不向き。
- 利用時間: 停車中も最大2時間使えるから、休憩や待ち時間も安心。
- コスト比較: UIM更新料(5,500円)を払っても、3年目以降も楽天モバイルよりお得。
- 安全性: バッテリーレスで真夏の車内放置もOK。
「月額無料」や「端末1円」という言葉は魅力的ですが、その裏にある手間やリスク、そして「2回線とも無制限」で払い続けるコストを考えると、車載専用ルーターを導入して、スマホプランを適正化(20GB)するのが最も賢い選択だと言えます。
最後に
- 「車に乗るたびにルーターの電源を入れるのが面倒くさい」
- 「子供に『YouTube見たい』と言われてギガが減るのが嫌だ」
- 「Aiboxの性能をフルに発揮させたい」
もしあなたが一つでも当てはまるなら、DCT-WR200Dはあなたのカーライフを劇的に変えるアイテムになるはずです。
ぜひ、制限のない自由なエンタメ空間を手に入れて、次のドライブをもっと楽しいものにしてください。


車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D-E」のおかげでギガを気にせず、iPadを使ってトルネでテレビ視聴も観れます。











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