BYD SEALION 7(シーライオン7)とテスラ モデル Y、あなたのEVライフに最適なのは?
はじめに
電気自動車(EV)の選択肢が日本で増える中、電動SUVのテスラ モデル YやBYD SEALION 7とが注目を集めています。私は車の買い替えで悩みに悩んだ末、今回はBYD SEALION 7を選びました。
この記事では、私の個人的な見解や視点からテスラのモデルYや日本車のSUVではなく、今回の車の買い替えでBYDのSEALION7を選んだ理由について紹介することをよりEV購入を検討中のあなたに参考になる情報を提供します。
この記事を読むことで、以下のポイントが明確になります
- BYD SEALION 7を選んだ理由
- SEALION7がワクワクする理由
- 上質な質感と先進的な性能に合わないコストパフォーマンスの高さについて
- 日本のSUVとの比較
- テスラ モデル Yを選ばなかった理由
- 価格とコストについて
- 現状のスーパーチャージャーの充電インフラ
- FSDの日本未導入の状況
- デザインと操作性について
- 中国EV技術の進歩について
- 現時点でのADAS機能と今後のFSD・DiPilotへの期待
- BYD DiPilot(God’s Eye)のセンサー構成、機能、精度、日本での展開状況。
- テスラのオートパイロットとFSDの機能、性能、日本での制約。
- 今後の車買い替えプランについて
- EV購入のヒントと注意点について
結論:BYD SEALION 7を選んだ理由はワクワクする車だったから
私がBYD SEALION 7を選んだ最大の理由は、単純に【自分のとってワクワクする車だったから】です。
動画は海外仕様ですが、当然日本にローカライズされて日本語対応で操作できます。
マルチメディアタッチパネル PADと呼ばれるテスラのような大きなタブレットのようなディスプレイでYoutubeやSpotify、Amazonプライムなどのエンタメが楽しめます。さらにカーナビとしてだけでなく、ディスプレイでエアコン操作だけでなく音声によるウィンドーの開閉やエアコン操作、カーナビでの目的地検索などもできます。
テスラほどシンプルな内装ではなく、今までの日本車のような内装で物理スイッチも適度に用意されていて、外車にも関わらず日本仕様として右側にウインカー、左側にワイパーが備わっていて、今までの日本車からの乗り換えであっても違和感なく運転することができます。
また、手袋や衣料用皮などに採用されるほど肌触りに定評があるナッパレザーシートには、シートヒーターだけでなく全席にはシートベンチレーションも付いていて夏場のシートを涼しくすることができ快適なドライビングを提供してくれます。さらにメルセデスベンツやBMWのように車内をカラフルなアンビエントライトで彩ることもできて運転中の快適さやテンションを上げてくれるのがこのSEALION 7だったのです。
インパクト抜群の15.6インチ回転式タッチスクリーンの他にも、車両から電源が取れて家電製品などが使用できるV2L機能は電源のないキャンプ場などでも活用でき、さらにSpotifyなど音楽を車内で楽しむための12スピーカーDynaudioサウンドシステムなど、装備が充実しています。
BYD SEALION 7のインテリア

SEALION 7のインテリアは物理ボタンとハンドルの奥にある10.25インチ・デジタルメーターを組み合わせで直感的な操作性を提供していて、ほとんどがタッチスクリーン依存のテスラとは異なり、目視せずに操作できる点がEV初心者の私に最適でした。
それからサンシェードが電動で開け閉めできるのポイント。ネットでのレビュー記事でも「内装の高級感」が高評価で、静粛性も「ものすごく静か」と称賛されています。

BYD SEALION 7の航続距離
RWD(後輪駆動)
- WLTP基準: 482km
- NEDC基準: 567km(参考値)
- 実世界推定: 約450km~500km
- 日本での都市部走行(気温20℃、エアコン使用):約450km
- 高速道路(80~100km/h、エアコンオフ):約470km~500km
- 寒冷地(0℃以下、エアコン/ヒーター使用):約400km~430km
AWD(四輪駆動)
- WLTP基準: 456km
- NEDC基準: 542km(参考値)
- 実世界推定: 約420km~450km
- 都市部走行:約420km
- 高速道路:約430km~450km
- 寒冷地:約380km~410km
スペック的には上記のようです。実際の日常での使用状況で考えてみると、特にエコ運転を意識せずエアコンも暑さ寒さで我慢することなく利用するとなると、もう少し航続距離は短くなるのではないかと考えています。
充電するときも0%ギリギリまで粘ることなく、残り10~20%ぐらいに減ってきたら80~90%ぐらいまで充電するような日常使いになることでしょう。従っておよそ350~400kmの航続距離間で充電を繰り返すような運用になると思われます。
そこで急速充電と普通充電に掛かるおよその時間とどのくらい充電されるのか見てみましょう。
BYD SEALION 7の充電性能
日本仕様のBYD SEALION 7は、家庭用充電(AC)と急速充電(DC)に対応しているようです。以下の仕様が確認されています
- 急速充電(DC):
- 国内の既存90kWの急速充電器で30分40kWh以上の充電が可能。
- コネクタ:自宅やショッピングセンターなどでの普通充電に加え、CHAdeMO方式の急速充電規格にも対応しています。最大受け入れ充電性能は最高レベルの105kwまで可能のようです。
- 充電余熱機能を使用することで冬の寒い時期でも安定した充電ができるようになりました。
- 日本での充電網:
- 高速道路SA/PA、商業施設、コンビニ(例:セブン-イレブン、ファミマ、ローソンなど)の20kW~150kW急速充電器に対応。
- テスラのスーパーチャージャー(250kW)には非対応ですが、公共充電網(e-Mobility Power、ENEOS Charge Plusなど)で十分カバーできるでしょう。
- 家庭用充電(AC):
- 最大充電速度: 6kW(単相200V、標準壁掛け充電器)
- 充電時間(0%~100%)
- 6kW充電器:約12~14時間
- 夜間充電(例:20時~8時)で満充電可能
- コスト: 電力会社プラン(例:東京電力の夜間料金)で1kWh約20円、満充電(82.56kWh)で約1,650円
- 車両-to-ロード(V2L)機能:
- 出力: 最大3.3kW
- 用途: キャンプでの家電使用(例:電気ケトル、ミニ冷蔵庫)、停電時の非常電源
- 例: コンセントアダプター経由でノートPCや照明を動作

テスラとの差としてはModel YにはV2L機能がないため、災害時の電源確保やキャンプなどのレジャーでの電気の使用にSEALION 7が電源替わりとなることは大きな強みであると言えるでしょう。
BYD SEALION 7のADAS(先進運転支援システム)と日本導入前の高度運転支援システムDiPilot(通称:God’s Eye)について
現状のBYD SEALION 7にはテスラほど優れた運転支援システム(エンハンストオートパイロットやオートパーキングなど)が備わっていませんが、標準的な運転支援システムが標準搭載されています。
BYDの主なADAS(Advanced Driving Assistant System)
- アダプティブクルーズコントロール(ACC):自車の走行速度を自動的に調整し、先行車との車間距離を一定に保ちながら追従して走行する機能
- ブラインドスポットインフォメーション(BSD)と車線変更アシスト(LCA):隣接する車線の死角領域内に車両または急接近する車両が検知された場合に注意喚起する機能(BSD)。また、高速道路走行時に、ドライバーのウインカー操作を支援開始の合図として、レーンチェンジのための各種アシストを行う機能(LCA)
- 緊急時車線維持支援(ELKA):自車が車線から逸脱した場合や、路外または隣接車線の車両との接触する可能性がある場合、警告し、電動パワーステアリング(EPS)などで必要なハンドル操作をアシストする機能。
- 衝突予測警報(PCW)と自動緊急ブレーキ(AEB): 歩行者・車両・サイクリスト検知(誤検知の報告あり)
BYD SEALION 7のADASのADASと予防安全について詳しくはこちらから
BYDの運転支援技術であるDiPilot(God’s Eye)について
2025年5月現在ではまだ日本では使用できないため、将来のOTAアップデートで日本導入を期待しています。
DiPilot 100(God’s Eye)は以下のセンサー構成:
- 12個の超音波レーダー:近距離障害物検知。
- 5個のミリ波レーダー:遠距離車両・歩行者検知。
- 11個のカメラ:360度視野、標識認識。
- 高精度GPS/IMU:位置情報と車両姿勢補正。
God’s Eyeは中国ですでに展開中ですが、日本では基本的な基本的なADASのみ。高速道路での安定性は高いですが、複雑な市街地では現状テスラのほうが優れています。今後のOTAアップデートで機能拡張が期待したいところです。
運転支援についての記事につきましては、また次回詳しく紹介いたします。
乗り心地と装備
日本向けサスペンション改良により、19インチホイール(Premium)は段差吸収と高速安定性が良好しているようです。
標準装備
- ワイヤレスApple CarPlay/Android Auto。
- Dynaudio 12スピーカー(高音質)。
- 11個のエアバッグ。
- 360度カメラ、パークアシスト。
- パノラミックサンルーフ。
デメリット
- 補助金の低さ: 35万円は競合車に比べ少ない。
- ブランド認知度: BYDのリセールバリューは未知数。
- ステアリング: 軽すぎる感触、コーナリング精度不足。
- God’s Eye未導入: 現行ADASは限定的。
こちらの乗り心地や装備に関する記事につきましては、また別の機会で詳しく紹介したと思います。
日本車の新型SUVとの比較と率直な気持ち
2025年4月の時点では各社そろって新型車の発表があり、日本車のSUVであればスバルの新型フォレスターやトヨタの新型カローラクロスも発表されました。

新型フォレスター 出典:TOKYO SUBARU

新型カローラクロス 出典:New Car
実際に新型フォレスターにも先日試乗させていただきました。運転支援が優れているアイサイトXの性能にも満足し、ストロングハイブリットによりスバルの弱点であった燃費の悪さも改善されてきました。
スバル車のメーターディスプレイの機能性にも魅力を感じましたが、フォレスターに乗り慣れているせいなのか、試乗してみても気持ちがワクワクしてこなかったんです。正直、価格やデザインのカッコよさに関して個人的に満足いってなかったのもあります。
トヨタの新型カローラクロスの動画も観まくりました。GRスポーツにも興味があったので実際に見積りも取りにディーラーまで足を運びました。
トヨタのアダプティブクルーズコントロールは日本でもトップクラスの運転支援技術でとても魅力的でした。ほかにもアドバンスト・ドライブ(渋滞時支援)やアドバンスドパーク(自動駐車支援)、プロアクティブドライビングアシスト(操舵・減速支援)など様々な運転支援が付いていることだけでなく、トヨタ車ならではのリセールバリューが高いのが一番の魅力でした。
トヨタ車に限ったことではないですが、人気の車種なら数年乗っても高く売れる可能性が高いので、車検を迎える前にまた新しい新型に乗り換えしやすいといった楽しみもリセールバリューが良いトヨタ車の良さです。
でも、なぜかワクワクしないのです。日本車に見慣れてしまったのか、リセールバリューが良いと分かっていても、どんなに運転支援が優れていても購入する気になれなかったのです。
日本車のハイブリット車の使いやすさ、燃費の良さ、コストパフォーマンス、リセールバリューの良さ、反対にEV(電気自動車)の長距離走行に関する不便さ、冬の寒い時期の電費の悪さ、日本の充電インフラの悪さなども理解しつつ、ハイブリットのトヨタやスバル車の優れた優位性がある新車であっても、なぜか気持ちがワクワクしませんでした。
そこで自問した結果、ワクワクする車とは自分にとっては自動運転(FSD)であることに気付きました。
テスラのアメリカでの自動運転(FSD)に気持ちがワクワクして乗りたくなった
アメリカで展開されている自動運転(FSD:Full Self-Driving)
SNSやYouTubeで見る、「街中を自動で走り、信号や車線変更も自動化」といった映像には、本当に未来を感じるワクワク感がありました。
今では中国でもFSDが始まり、中国の道路環境であってもある程度、自動運転が機能している様子を動画で観てさらに衝撃を受けました。
現時点で日本ではFSDはまだ導入されていませんが、
テスラが切り拓く自動運転の最前線は、EVの世界における大きな魅力のひとつです。
しかし、テスラを選ばなくてBYDのSEALION 7を選んだのか、私個人的な視点と生活環境なども踏まえて解説していきたいと思います。
なぜテスラ モデル Yを選ばなかったのか?
1. 価格とコスト
- 原因と理由:
- 車両価格の高さ: モデルYの価格は595万円~(2025年1月時点)。補助金(最大65万円)を考慮しても高額で、オプションでさらに跳ね上がってしまうことがネックと感じます。
- オプションとしてエンハンスト オートパイロット(EAP:43万6000円)とフルセルフドライビング ケイパビリティ(FSD:87万1000円)追加費用が必要なうえFSDが現状日本に未導入なのが私にとっては購入を妨げている最大の原因です。
- 値下げリスク: 2023年の大幅値下げ(40万円以上)で、早期購入者が損したと感じるケースも過去にありました。今後についても市場価格の変動が不安材料でもあります。
- リセールバリューの不安: テスラの技術進化や新モデル登場で、中古車価値が急落する可能性も懸念事項です。
- 維持費: 電気代はガソリン車より安いが、高額な修理費、保険料の高さが引っかかり、結果コストが掛かりそうなのが心配と感じています。
テスラの価格はプレミアムSUVとして妥当だが、リセールバリューはEV全体の課題で、モデルYに限らないけど、購入タイミングの難しさはありますが、何よりFSDが日本でまだ利用できないことが私にとっては購入まで至らない最大の要因です。今後のFSD日本導入に大いに期待しています。
2. 充電インフラと利便性
- 原因と理由:
- 充電インフラの不足: スーパーチャージャーは全国で増えている(2025年時点で50カ所以上)が、地方や海外ではまだ不便で現在の生活圏内にスーパーチャージャーが無いのが私にとって大変痛いです。
- CHAdeMO充電器は近所にあるもののテスラの場合ではCHAdeMOアダプターが必要で、さらにアダプター自体が5万円以上の高価となり、しかも最大出力50kWに制限されてしまうのも不満の一つです。
- 賃貸マンション住まいのため、自宅充電ができず電気自動車として最大の恩恵が受けられない。
- 寒冷地との相性の悪さ:寒さに弱いバッテリーは航続距離が低下し、エアコン操作などでさらに電費が悪くなり、充電効率を高めるために行う充電前のプレコンディショニングでさらに電気を消費することになってしまいます。
都市部ならスーパーチャージャーでなんとかなるけど、地方だと計画的な移動が必要そうです。自宅充電がないとEVの魅力が半減するため、賃貸住まいの私のような人はCHAdeMOアダプターが無いと利便性が大いに損なわれてしまいます。航続距離は実用的だけど、寒冷地や遠出が多い人はガソリン車やハイブリッド車の安心感に負けてしまいます。
3. 品質と信頼性
- 原因と理由:
- サービス体制: 国内のサービスセンターは都市部に偏り(東京、名古屋など10カ所程度)、修理やメンテナンスに時間がかかる。
- アメリカン的な接客対応:営業マンにもよるでしょうが、おもてなしがあるような接客ではない印象があり、売ったらおしまい的な対応は少し寂しい感じを受けてしまいます。
- コストカット重視:テスラの車内はシンプルすぎるが故の安っぽく感じてしまうのは、SEALION7のように内装レザーやデザインなど低価格で仕上げてきたこともあります。
- カスタマーサービスやアフターサービスに問題:車の修理などでメールや電話しても対応の質と対応の遅さなど疑問があるようなレビューもチラホラ見かけます。
- テスラの車両保険が高め:修理が高額で保険を利用する人が多いことや修理に時間が掛かり代車費用も高額になる傾向があるようです。
高度な運転支援には憧れますが、いざ事故や故障など発生した時の対応が現状ではとても心配だなと感じてしまいます。今後カスタマーサービスやアフターサービスの質が向上して全体的に日本人的なおもてなしができるようになって対応スピードの改善・修理費用が安価になってくれば安心してテスラ車に乗り換えてテスラ車のFSDを楽しめるようになりたいと思います。
4. デザインと操作性
- 原因と理由:
- 独特な操作系: タッチパネル依存やウインカーレバー廃止(新型で復活)は慣れが必要。特に高齢者や従来の車に慣れた人の一人としては慣れるまで運転が不安と感じてしまいそうです。
- サイズと取り回し: 全幅1925mmと大きく、日本の狭い道路や駐車場で扱いにくい。小回り性能も平凡(最小回転半径5.6m)。
タッチパネルは未来的でカッコいいけど、運転中の操作は直感的ではない気がします。たとえば助手席の人がエアコン操作する際もタッチパネル操作が必要ですし、ダッシュボードを開けるのですらタッチパネル操作が必要なのははっきり言って使いづらいでしょう。ウインカーレバーの復活は良いとしてもチープ感がありますし、運転モードの切り替えならSEALION7ならば物理スイッチで手元で簡単に操作可能です。
5. テスラのブランドイメージと中国のEV技術進歩
- 原因と理由:
- イーロン・マスクへの反発: CEOの言動や政治的スタンスが、ブランドイメージや購入意欲に影響。
- 競合他社の台頭: BYD、ヒョンデ、トヨタのEVが価格やデザインで競合してきているでEVとしてのモデルYの優位性が薄れてきています。
- 中古車でも最新機能: OTAアップデートで年式が新しい中古車でも最新機能が使えるため、新車購入のメリットが少ない。
最近になって競合EVが増えて選択肢が広がっていて、特に中国は国の支援もあってEVに対する力の入れようが半端なく中国のEV車の勢力を知れば知るほど、下の動画のような上質な質感が低価格で提供できるといったとんでもないコストパフォーマンスと、テスラのFSDに迫るほどの自動運転技術の進歩によって今では自動運転と言えばテスラ車一択ではなくなったのは非常に大きいと感じています。
トヨタが中国の企業と手を組んで提供している最新EVがテスラの約半額で中国で販売しているとなると、テスラだけでなく日本車も今後ピンチになり兼ねません。というよりすでに中国の自動運転技術に日本は追い抜かれている感すら感じてしまいます。
6. 廉価版テスラ モデルYのウワサに失望
- 原因と理由:
- 廉価版モデルYへの失望: 実は廉価版で安くてコンパクトのモデルYが出るなら購入を検討していましたが、発売が延期単純にモデルYのコストカットバージョンということをウワサを知って大いに失望しました。
あくまで現時点での噂レベルではありますが、廉価版はシートも布製だったり、スピーカーの数が減ったり、バッテリー容量を縮小して航続距離が犠牲になってしまうのは購買意欲が一気に冷めてしまう要因になり兼ねません。テスラを安く購入できる代わりに機能や性能まで落としてしまわないようにテスラには今後も期待してきたいです。
今回テスラ モデルYを購入しなかったことの考察と感想
モデルYは加速性能(0-100km/h 3.7秒~6.9秒)や先進技術(オートパイロット、OTAアップデート)でとても魅力的だけど、高価格、充電インフラの未成熟、品質やサービスへの不安が足を引っ張ってる印象を受けています。特にサービス拠点の少なさとFSDの日本未導入は大きなハードルとなっています。
一方で、補助金(87万円)やスーパーチャージャー3年間無料キャンペーンは背中を押してくれますが、私個人的にはスーパーチャージャーが近くにないのでその恩恵が受けられず、今のところ特段メリットを感じないのがテスラの購入を躊躇した原因です。
あなたもテスラの購入を検討するなら自分の生活(充電環境、走行距離)をしっかりチェックしましょう。特に自宅充電が可能なのか?生活圏内にスーパーチャージャーが利用できるのか?が購入する前に十分検討してください。
さらにキャンペーン対象でコスパ狙いか、タイミングを比較しましょう。過去には金利0のキャンペーンも実施されていました。ブログ執筆時では2025年4月1日から6月30日までの間にModel 3の新車を購入すると、納車後3年間スーパーチャージャーによる充電が無料となります。

出典:テスラ モデルY
それでもテスラへのワクワクと魅力は忘れない
決してテスラ車が嫌いなわけではなく、今の現時点での充電インフラやFSDが使用できないといった悪条件が今後クリアになってきたときには、車の買い替え候補としてテスラ車を選択肢の一つとしていきたいと考えています。
現状のままでも
- オートパイロットの運転支援技術の高さ
- タッチスクリーンでゲームやエンタメが楽しめるガジェット感的な楽しさ
- 加速性能や静粛性など走りとしての楽しさ
などの魅力はテスラでしか楽しめないワクワク感がありますし、今後スーパーチャージャーが生活圏内にまで普及してくるようになったら、いずれ私もテスラ車を購入して楽しみたい気持ちは変わらないので今後のテスラの発展と充電インフラの拡充に期待しています。
BYD SEALION 7とテスラ モデル Y車種の比較表
項目 | BYD SEALION 7 | テスラ モデル Y |
---|---|---|
価格(日本) | 495万円~575万円 | 630万円~780万円 |
補助金 | 35万円 | 87万円 |
実質価格 | 460万円~540万円 | 543万円~693万円 |
航続距離 | 482km~502km (WLTP) | 533km~622km (WLTP) |
急速充電 | 230kW(10-80%で約24分) | 250kW(15分で約275km追加) |
0-100km/h | 4.5秒~6.7秒 | 3.7秒~5.9秒 |
インテリア | 日本車風、回転式15.6インチ画面 | ミニマリスト、15インチ固定画面 |
標準装備 | V2L、Apple CarPlay、Dynaudio | スーパーチャージャー対応、オートパイロット |
荷室容量 | 520L+frunk 58L | 854L+frunk 117L |
ADAS | 現状はADAS (DiPilot:通称God’s Eyeは日本未導入) | オートパイロット (FSDは日本未導入) エンハンストオートパイロット(オプション) |
この記事のまとめ
BYD SEALION 7の魅力
- 価格: 495万円~575万円(実質460万円~540万円)。Model Yより安価でコストパフォーマンスが優れている
- デザイン: 日本車に近い操作性(物理ボタン、回転式スクリーン)。「内装の高級感」が高評価。
- ADAS: オーソドックスな運転支援技術(DiPilotはレベル2でGod’s Eyeの日本導入に期待)
- 装備: V2L、Apple CarPlay、Dynaudioなど充実。
- 乗り心地: 日本向けサスペンションで快適。「走りの質が高い」。
テスラ モデル Yの魅力と課題
- 価格: 630万円~780万円(実質543万円~693万円)。補助金87万円で有利。
- 性能: 航続距離622km、スーパーチャージャーで充電時間短縮、パフォーマンスで優位。
- ADAS: Autopilotは高精度。FSDは日本未導入。
- 課題: ミニマリストデザイン、装備の少なさ、修理コストの高さと修理の遅れ。
私の選択と展望:現状ではSEALION 7を購入
現時点での私個人的な見解ではありますが、ワクワクする車としては現状ではテスラ モデルYではなくSEALION 7となりました。価格と親しみやすさで現時点の最適解ではないでしょうか?
しかしながらテスラのFSDへの憧れは強く、日本導入後に安全性能への信頼性や不安要素がなくなれば、Model Yへの買い替えを今後も計画していきたいと思います。ただし、中国が導入し始めているBYDのGod’s Eyeによる自動運転技術の進歩と日本への展開にも注目しつつ、しばらくはSEALION 7でEVライフを楽しんでいこうと思います。
最後に
BYD SEALION 7とテスラ モデル Yは、予算や好みで選択が分かれる魅力的なEVです。SEALION 7はコストパフォーマンスと日本車のような使いやすさを求める方に、Model Yは航続距離やFSDの将来性を重視する方に最適かと思われます。私の場合はFSDを待つ間はSEALION 7を選びましたが、あなたに合う一台はどちらでしょうか?
試乗で実車を比較するのが一番。以下のリンクから最新情報や試乗予約をチェック!
- BYD公式サイトでSEALION 7をチェック
- Tesla公式サイトでModel Yをチェック
私は個人的には加速性能は重視していませんが、電気自動車ならではの加速性能や4輪駆動のAWDの見積りについて紹介しているSEALION7の動画がありますので最後にご視聴いただければと思います。
あなたのEVライフが素晴らしいものになることを願っています!コメント欄で、どちらが気になったか、FSDやGod’s Eyeへの期待を教えてください!
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