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70mai T800のドライブレコーダーの駐車監視を使うために70mai OBD-II Hardwire Kit(ハードワイヤーキット)を取り付けてみた

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70mai T800のドライブレコーダーの駐車監視を使うために70mai OBD-II Hardwire Kit(ハードワイヤーキット)を取り付けてみた
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はじめに

前回のブログ記事では70maiのドライブレコーダーについてや70maiの最新T800のドライブレコーダーの取り付けにDIYド素人の私がチャレンジしたことを紹介しました。

今回は70mai T800の駐車監視モードの機能をフル活用するために必要な70maiのハードワイヤーキットの取り付け方法や駐車監視モードのディップスイッチの設定から解説までしていこうと思います。

BYD SEALION7は日本では2025年4月発売したばかりですが、中国をはじめヨーロッパやロシア、中東アジアなどワールドワイドに売れている人気車種で、いろいろと海外ではドライブレコーダーについても情報がありますので、日本よりも海外サイトのほうが参考になることもあります。

さらにSEALION7に興味が無くてもドライブレコーダーの【70mai】の2025年最新の4K画像で録画できるT800のドライブレコーダーに興味がある方にも参考になるようにDIYド素人の私ではありますが学んだ情報を提供できるようにしていこうと思いますので、よろしければ最後までよろしくお願いします。

この記事で分かること
  • SEALION7で70maiの取付け方法について
  • 70maiの駐車監視モードとは?
  • 駐車監視モードに必要なものとは?
  • ヒューズ配線が分からない時に必要なOBD対応のものとは?
  • OBD対応のものはどこで買えるのか?
  • 取り寄せて実際に取り付けてみた結果は?
  • ディップスイッチのオススメの設定について
目次

前回までのあらすじ:70mai ダッシュカム T800をDIY素人でも取付られたが…

BYD SEALION7に備え付けのTHINKWARE製品のドライブレコーダーでは、なぜか所有しているスマホなどとペアリング接続できず、ドライブレコーダーの性能や設定など十分に使いこないまま数か月運用していました。

ひょんなことから企業様からご提供いただいた70mai ダッシュカム T800をカー用品店で取り付けしていただけるか確認したところ、取り付け工賃と代車費用込みで約40,000円!

しかしSEALION7は外車で新発売されたばかりということで日本のカー用品店ではドライブレコーダーの取り付けノウハウが不足していたようで、結局カー用品店では取付できず。

それならばDIYド素人の私が試行錯誤してSEALION7にドライブレコーダーを取り付けにチャレンジしました。

関連記事はコチラ

ドライブレコーダーのケーブルの取り付けや配線方法についてはコチラの動画が参考になります。

reddit:https://www.reddit.com/r/BYD/comments/1m4nhsj/where_is_the_internal_fuse_box_in_the_sealion_7/

本格的なドライブレコーダーの取り付け方法やケーブルの取り回し方法についてはコチラの動画が参考になるかと思われますが、くれぐれもドライブレコーダーの取り付けにつきましては自己責任でお願いいたします。当方は一切の責任を負いかねますのでご承知おきください。

私のようなド素人の配線方法については前回の記事で紹介しています。

ということで、なんとかドライブレコーダーの設置と配線は完了して、ドライブレコーダーの映像をスマホでも観られるようになりました。

そして今回の記事の内容は、その続きからになります。

🚗 70maiドライブレコーダーの主なメリット

✅ 高画質・多視点(前後・車内・360°対応)

  • 例:T800モデル → 前後4K+車内1080P+STARVIS 2センサー搭載
  • 夜間・逆光・トンネルなど、厳しい環境でも鮮明な映像を記録可能
  • HDRと高感度SONYセンサーにより、ナンバープレートもくっきり記録できます。

👉 夜間駐車中の当て逃げ・いたずら・ドアパンチなども鮮明に残せるのが強み。


✅ スマホアプリ連携で操作・確認が簡単

  • 専用アプリ(70mai)を使えば、Wi-Fi経由でスマホと直接接続し、
     👉 録画映像の再生・ダウンロード
     👉 設定変更(画質・録音・駐車監視モードなど)
     👉 ファームウェア更新
    が可能です。

📲 走行中の急なトラブルでも、その場でスマホに動画を保存 → SNSや保険会社への提出が即座に可能。


✅ AI搭載モデルではADAS(運転支援)機能も

  • 車線逸脱警報、前方衝突警報、発進遅れ警報などを音声で通知
  • T800などの上位モデルでは音声操作も可能
     →「録画をロックして」などの音声指示で重要映像を確実に保存

✅ ハードワイヤーキット対応で駐車監視が強い

  • 70mai純正のHardwire Kitを接続することで、ACC OFF時でも電源供給
  • 駐車監視中もイベント記録・タイムラプス記録が可能になる
  • 低電圧保護・タイマー機能付きなので、EVやガソリン車どちらにも対応しやすい

👉 昼夜問わず、常に車を見守る“監視カメラ”化できるのが大きなメリットです。


💤 駐車監視モードのメリット

🕵️‍♂️ ① 当て逃げ・イタズラ・盗難への「証拠力」アップ

  • 駐車中の事故・当て逃げは、実は全体の事故件数の約3割近くを占めます。
  • 駐車監視モードがONになっていれば、衝撃検知時に自動で録画&保存されます。
  • さらにタイムプラス録画を組み合わせれば、衝撃がなくても周囲の動きをコマ撮りで記録可能。

👉 ぶつけ逃げ・車上荒らし・イタズラなどの「犯行時間や相手車両の特定」に非常に有効です。


🕰 ② タイムプラス録画で長時間を省電力・省容量でカバー

  • 通常録画だと長時間の駐車監視は容量・バッテリーが持ちませんが、
     **タイムプラス録画(1fps)**では8〜12時間を短時間動画に圧縮記録できます。
  • 映像の空白がなくなるので、「何時に何が起きたか」を後から簡単に追えます。

👉 BYD SEALION7のようなEVでも補機バッテリー負荷を抑えながら運用可能です。


🧠 ③ 衝撃・動体検知との併用で効率的な録画

  • 70maiは衝撃検知・動体検知・タイムプラスの併用が可能
  • 通常はタイムプラスでコマ撮り → 何か起きた瞬間だけ30fpsの通常録画で残す
  • 不要なデータを減らし、重要映像だけを鮮明に記録できる

👉 SDカードの寿命を延ばしつつ、重要な場面は高画質で残せるのが他社との大きな差。


🔋 ④ 低電圧保護+タイマーでバッテリー上がりリスクを軽減

  • ハードワイヤーキットには低電圧保護とタイマーが付いているため、
     設定した電圧を下回ると自動的に電源OFF → 補機バッテリーを守ります。
  • SEALION7のようなEVでも安心して一晩中駐車監視が可能です。

70mai Hardwire Kit(ハードワイヤーキット)UP03を使って駐車監視機能を使いたいけど…

今回取り付けしたドライブレコーダーの最新の70mai ダッシュカムT800には駐車監視機能という機能が備わっていて、ドライブ中のみならず、駐車中であってもドライブレコーダーを起動させて車外だけでなく車内映像も録画できる機能が付いています。

この駐車監視機能まで使いこなせないと、今回紹介している70mai T800の性能の半分は宝の持ち腐れということで、この駐車監視機能を使うために必要なドライブレコーダー専用のハードワイヤーキットなるアイテムの紹介と配線方法について学んだことや実際に取り付けにチャレンジした様子を紹介していこうと思います。

今回はハードワイヤーキットも企業様からご提供いただいていましたので、なんとかこのBYD SEALION7にも取り付けられないかチャレンジすることにしました。

日本仕様(右ハンドル)SEALION7のヒューズボックスの位置について

BYD SEALION7に関しては、中国や欧州で販売されているものは左ハンドル車ということですが日本仕様では右ハンドルになっております。どうやらハードワイヤーキットを取り付けて駐車監視するための内部フューズボックスの位置が右側にあるか確認が必要あるようです。

BYD JAPAN公式マニュアルにはコチラのように記載がされています。(188ページ)

(ヒューズではなくフューズと記載されています)

先ほど紹介したYouTubeの参考動画のなかでチラッと見えたヒューズボックスらしき映像がありました。

ということは、運転席側にヒューズボックスがあるかもと思い、YouTube動画を参考に思い切って「エイヤ!」と隙間に工具のバールを突っ込んで、脇のカバーを外しちゃいました。

カバーを外した様子がコチラ

カバーを外してみると中身が確認できて、ヒューズボックスらしきものが確認できました。

横から覗いてみるとカラフルなヒューズたちが見えました。

ここまではなんとか素人DIYの私でもできました。しかしここから先に進めませんでした。

最大の難関:SEALION7のヒューズの割り当てがわからず

SEALION7の取扱説明書にはヒューズの配線図の説明が記載されていないため、どのヒューズが常時電源なのか?ACC電源となるヒューズがどれなのか分かりません。とりあえずテスターを手に入れてチェックしてみようと思いました。

ヒューズをチェックするテスターはどこで売ってる?

近くのホームセンター2か所を見て回るも、テスターらしきものが見当たらず。車コーナーだけでなく他の工具コーナーにも見当たりませんでした。

今回はテスターについてはイエローハットなどのカー用品店で見つけました。また、Amazonなどのオンラインショップならすぐに見つかるでしょう。

とにかく、SEALION7のヒューズをテスターでチェックしてみたところ、常時電源とそうでないところがあるのはわかったのですが、なにせどのヒューズがどの電源となっているか分かりません。

ヒューズの番号や名称が記載されているものが、車内では一切見当たらず。SEALION7の説明書にはヒューズに関する記載がなく、BYD公式ホームページにもヒューズに関する情報が見当たらず。

海外サイトなどをくまなく見てみてみましたが、見つけられず。

raddit,com https://www.reddit.com/search/?q=sealion7&cId=0581775d-1e63-4407-9d5d-03b66fb05cb1&iId=2c53c4fb-b103-467f-83d0-4256031b1f95

BYD SEALならヒューズの一覧が見つかったのですが、どうやらボンネットの方にもヒューズがあるらしくDIY素人の私では区別つかず。

仕方がないのでXに投稿して情報提供を呼びかけたところ、それらしきヒューズ配線図の写真を教えていただいたのですが、テスターで調査した内容と一致していないように思われ、どうしても確信となる情報までは辿り着けず。

ChatGPTなどにも質問してみましたが、SEALION7のヒューズに関する詳しい情報が得られず、SEALION7はBYD SEALと同じようにボンネットにもヒューズボックスがあるようで、ひょっとしたらACC電源などがボンネットのほうのヒューズボックスに収納されている可能性もあるようでした。

そうなるとDIY素人の私では太刀打ちできないので、駐車監視機能のためにヒューズを使った方法を断念せざるを得ないと判断しました。

駐車監視のためのバッテリーパックも検討するも断念

海外のYoutube動画では駐車監視のためのバッテリーパックに繋げて駐車時の電源確保として利用しているYouTuberもコチラで紹介されていました.

こちらのマニュアルに関してはコチラ:https://manuals.plus/ja/70mai/bl96nnx-dashcam-battery-pack-manual

但し、このバッテリーパックは日本では販売されていないようで購入が困難であることとバッテリーパックであってもヒューズから電源を取る必要があるとのことでしたのでバッテリーパックから電源を取る方法も諦めました。

そこで別な方法としてハンドル下にOBDと呼ばれているOn-Board Diagnostics(車載式故障診断装置)なるソケットを発見しましたので、これを使った駐車監視機能の方法がないか調べてみました。

駐車監視用のハードワイヤーキット OBD-II Hardwire Kitを購入

OBDソケットがあるなら、ハードワイヤーキットが使えるのではないか?ということで、AliExpressで見つけたこのアイテムを購入してみました。

👇AliExpressで見つけて購入した商品はコチラ👇

今回注文したのがコチラ👇

これをAliExpressで即注文して、1~2週間して届いたのがコチラ👇

早速コチラをSEALION7のOBDソケットとドライブレコーダーの70mai T800に接続してみました。

70mai OBD-II Hardwire Kit ハードワイヤーキットの取り付け

今回の70mai OBD-II Hardwire Kit ハードワイヤーキットの取り付け方法について動画で紹介されているものがありましたので、こちらを参考にSEALION7にも取り付けてみました。

今までは70maiのドライブレコーダーの電源についてはクルマのシガーソケットからUSBタイプCケーブルをドライブレコーダーに繋げてドライブレコーダーを使用していましたが、今度はハードワイヤーキットをOBDと繋げて、そこから電源を取るようにします。

まずはフロントのボンネットを開けるレバーの左にあるOBDの場所を確認し、ハードワイヤーキットのソケットの向きを確認してOBDのソケットに差し込みました。

OBDにソケットを繋げると電源緑ランプが点灯しましたので通電が確認できました。

続けて、仮接続として70mai OBD-II Hardwire KitのUSB-Cケーブルを70mai T800のドライブレコーダーに接続して電源が入ることも確認しました。

その後、70maiのスマホアプリで駐車監視モードで設定できるようになりました。

試しにSEALION7の電源をON/OFFしてみて、OFFの時に駐車モードになるか確認してみました。スマホアプリから駐車監視時間の設定やタイムプラス録画のON/OFFなどの設定が可能となりました。

その後、駐車監視モードの録画ができているか、しばらくクルマの電源をOFFの状態で70maiが駐車監視が可能か確認できたあとに、USB-Cケーブルなどの配線を裏側に隠して、見た目をスッキリさせました。

ディップスイッチの設置場所は納まりが良かったOBDソケットの手前にしておきました。赤と黒のケーブルの余りは隙間に押し込んで隠して、USB-Cケーブルの方は纏めて、先ほど外した脇のカバー内に入れて隠しておきました。

ここで改めて70mai T800の機能について解説したいと思います。EVであるSEALION7だけでなくガソリン車でも70maiのドライブレコーダーが活用できますので参考にしていただければと思います。

70mai T800のドライブレコーダー駐車監視機能について

70mai T800の駐車監視機能は、AI動体検知と衝撃検知の両方に対応した高性能仕様です。駐車中、車両の周囲で不審な動きを感知すると自動的に録画を開始し、さらに車体に衝撃や振動が加わった場合にも証拠映像を記録します。

監視モード概要AIによる動体検知で、カメラの範囲内で異常行動や接近者を検知すると録画開始。衝撃検知機能により、車両に物理的な衝撃が加わった際も自動で録画。

バッファ付き緊急録画により、検知「前後」の映像(最低10秒前から)をしっかり保存するので当て逃げなども逃しません。前後4K+車内カメラの3チャンネル構成で、死角なく監視・記録でき、夜間の映像も鮮明です。

専用オプションと運用ポイント

監視機能を利用するには、駐車監視用の専用ハードワイヤーキット(Hardwire Kit UP03/UP06等)が必要で、今回紹介しているOBD-II Hardwire Kitにより車両バッテリーから直接給電し、エンジン停止中でも長時間監視が可能です。

バッテリー上がり防止の機能や電圧調整もオプションで用意されています。多くの車種に対応しており、DIYでも比較的簡単に取付できます。

実用性と証拠能力

AI+衝撃検知+バッファ録画で、従来型より決定的瞬間を逃さない安全設計となっています。万が一の事故、当て逃げ、車上荒らしなどの証拠取得に非常に有効です。以上が70mai T800の駐車監視機能の特徴です。

給電方式

標準的には「常時電源(ヒューズボックスから)」+「ACC電源」をハードワイヤキットを介して接続し、エンジン停止後に車両バッテリーからドライブレコーダーへ給電しますが、素人DIYの私ではヒューズボックスから電源を取ることができなかったため、OBD-II Hardwire Kitを使用して駐車監視モードを使用できるようにしました。

オプションで「外部バッテリーパック(70mai Dash Cam Battery Pack)」を使うと、走行中に充電したエネルギーを駐車中に給電でき、車両本体バッテリーの消耗を抑えられますが、バッテリーパックは購入できなかったためバッテリーパックは使用していません。

バッテリー保護設定ハードワイヤキットには「低電圧遮断機能」が備わっており、バッテリー電圧が11.8V(12V車の場合)または23.6V(24V車の場合)を下回ると給電を自動遮断し、バッテリー上がりを防ぎます。

実用ポイント

バッテリー保護機能付きのケーブルや外部電源を使うことで、バッテリー上がりや寿命低下のリスクを最小化できます。DIY設置時は、適切なヒューズ・電圧設定を選ぶことが重要です。

70mai T800の駐車監視で推奨されるバッテリー保護閾値(電圧カットオフ値)は、一般的に「11.8V前後」が安全な設定値とされています。

閾値の詳細と活用目安70maiハードワイヤキット(UP03/UP06等)では、バッテリー電圧が11.8V以下になると自動的に給電を停止し、バッテリー上がりを防ぎます。

他社ドラレコや国内主要機種の推奨値では「11.7~12.2V」の間で調整可能な例もあり、「短期間駐車なら12.0V以上」「長時間駐車や冬期は11.8V~11.9V」など、バッテリーの状態や目的に応じて調整します。

急激な電圧低下やバッテリー劣化がある場合は、閾値をさらに高めに設定する方がより安全です。

EVのSEALION7で70maiのT800のドライブレコーダーは利用できるのか?

BYD SEALION 7は「リン酸鉄(LFP)リチウムイオンバッテリー」=ブレードバッテリーを標準搭載しています。

LFPの特性上、一般的な鉛バッテリーやAGMバッテリーとは電圧管理基準が異なります。BYD SEALION 7の駐車監視「カットオフ電圧」の目安として駐車監視ドラレコのバッテリー保護設定(12V系アクセサリー用サブバッテリーを使う場合)、EV全般やLFPでは「12.4V~12.6V」相当の高め設定を推奨する事例が一般的です。

ただし、SEALION 7の駆動用LFPバッテリー自体へ後付け機器から直接給電するのは不可(システム保護のため)、アクセサリーソケット用の補助鉛バッテリー(12V系)が車載されているため、通常のドラレコ用バッテリー管理と同等に設定します。

一般的なEV補助バッテリー(鉛やAGM)の場合は11.8~12.2Vが目安ですが、LFP系は電圧降下に強く長寿命な反面、極端な過放電は避けるべきです。よって、安全な範囲を重視するなら「12.0V~12.2V」付近でカットオフを推奨します。

補足ドラレコによる電圧監視は補助用12Vバッテリー(鉛タイプ)を基準に設定し、メイン駆動用の高圧LFPバッテリーとは分離管理されています。

万一EV専用外部サブバッテリー(リチウム系)を別途増設する場合は「12.2~12.4V」以上のカットオフを推奨しますが、メーカー指定値を必ず参照してください。BYD SEALION 7の車両仕様に合わせ、駐車監視用ドラレコのバッテリー保護閾値は「12.0V~12.2V」程度が安心です。

ということで、以下のように「ハードワイヤーキット(Hardwire Kit)」の設定スイッチ(DIPスイッチ)を設定することにしました。

ハードワイヤーキット(Hardwire Kit)」の設定スイッチ(DIPスイッチ)とは?

DIPスイッチ(Dual Inline Package switch)は、細長い本体に複数のON/OFFスイッチが並んでいる部品で、爪楊枝や精密ドライバーで切り替えることができます。

OBD-IIハードワイヤーキットでは、このDIPスイッチを使って以下を設定します👇

  • 低電圧カットの閾値(バッテリー保護)
  • 駐車監視のタイマー時間(何時間後に電源OFFにするか)
  • ACC検知モードや駐車監視のON/OFF

ドライブレコーダーなどを常時電源から安全に給電するための「ハードワイヤーキット(Hardwire Kit)」の設定スイッチ(DIPスイッチ)の説明です👇スイッチは全部で 5個 あり、それぞれ以下の役割を持っています

出典:ハードワイヤーキットOBD-II Hardwire Kitの商品ページ

🧰 スイッチ全体の役割

スイッチ番号設定項目内容の概要
1・2低電圧保護設定(Low Voltage Protection)車のバッテリー電圧が設定値を下回ると自動で電源供給を停止し、バッテリー上がりを防ぐ
3・4タイマー設定(Time Close Setting)駐車監視などを行う際、ACC OFF後に何時間電源を供給するかを設定する
5ACC感度設定(ACC Settings)車のACC(アクセサリー電源)信号の感度を「High / Low」で切り替える

👉 DIPスイッチの「↑(ON)」と「↓(OFF)」の組み合わせで設定を変更します。


⚡ 1・2番:低電圧保護設定(バッテリー保護)

車のバッテリーの電圧が設定値を下回ると、ドライブレコーダーなどへの電源供給を自動的に停止します。
長時間の駐車監視でバッテリーが上がるのを防ぐための重要な設定です。

電圧設定スイッチ1スイッチ2停止電圧(12V車 / 24V車)
11.6V / 23.6V↑(ON)↑(ON)バッテリーがかなり減っても長く録画したい方向け
11.9V / 23.9V↑(ON)↓(OFF)バランス型
12.2V / 24.2V↓(OFF)↑(ON)標準的。バッテリー保護と録画時間の両立
12.5V / 24.5V↓(OFF)↓(OFF)保護重視。バッテリー上がりを防ぎたい人向け

👉 一般的には 12.2V設定(↓↑) が推奨です。
駐車監視を長くしたいなら11.9V設定(↑↓)、バッテリー保護重視なら12.5V(↓↓)を選びます。


⏱ 3・4番:タイマー設定(駐車監視時間)

ACC(キーOFF)後に、何時間電源を供給するかの設定です。
設定時間を過ぎると自動で電源が切れ、バッテリーを守ります。

駐車監視時間スイッチ3スイッチ4
8時間↑(ON)↑(ON)
12時間↑(ON)↓(OFF)
24時間↓(OFF)↑(ON)
常時(無制限)↓(OFF)↓(OFF)

👉 例えば「一晩だけ駐車監視したい」なら 8H(↑↑) が便利。
「長期駐車でも録画したい」場合は「Always(↓↓)」にしますが、バッテリー保護設定と併用するのが必須です。


🔌 5番:ACC感度設定(ACC信号 High / Low)

スイッチ5設定
↑(ON)High(高感度)
↓(OFF)Low(低感度)

👉 ACC信号(キーON/OFF)の感度が車種によって合わない場合、録画が切れなかったり遅れることがあります。
動作が安定しないときに切り替える項目です。
通常は High(↑) のままで問題ありません。


📝DIPスイッチのまとめ(おすすめ設定例)

BYD SEALION7(日本仕様)はEV(12V補機バッテリー+高圧駆動バッテリー)の構造が少し特殊なので、ドラレコやオットキャストなどを 駐車監視/常時電源運用 する場合は、以下のように DIP スイッチを設定するのが安心・実用的です👇

🧰 BYD SEALION7向けおすすめDIPスイッチ設定(1〜5)

スイッチ設定推奨状態理由
1・2(低電圧保護)↓ ↑(12.2V / 24.2V)標準EVの補機バッテリー容量を考慮し、過放電を防ぎつつ実用的な駐車監視時間を確保
3・4(タイマー)↑ ↑(8H) もしくは ↑ ↓(12H)使用シーンにより選択一晩(8H)が基本。夜間駐車監視や旅行時は12Hも可。長時間常時録画は非推奨
5(ACC感度)↑(High)通常はこちらSEALION7のACC信号は安定しているのでHighで問題なし。録画が切れない場合はLowに変更検討

👉つまり、「↓ ↑ ↑ ↑ ↑」(12.2V・8H・High) が標準的なおすすめ設定です。

🚗 なぜこの設定が良いのか?(BYD SEALION7の構造的特徴)

1️⃣ 補機バッテリー(12V)が小型

SEALION7は主駆動用の大容量バッテリーとは別に、補機用の12Vバッテリーを搭載しています。この補機バッテリーは容量が小さく、エンジン車のようにオルタネーターで常時充電されるわけではありません。
そのため、12.5V設定(↓↓)だと短すぎて監視時間がほとんど取れず、逆に11.6V設定(↑↑)は補機バッテリー上がりのリスクが高いです。

→ ちょうど良いのが 12.2V設定(↓↑) です。


2️⃣ 駐車中の補機充電は定期的に行われるがタイムラグあり

EVでは、一定条件で駐車中にDC-DCコンバーターを起動して12Vバッテリーを補充電しますが、BYD SEALION7の場合も数時間ごとに充電される挙動があります。
ただしこれはあくまで「車側の制御」で、ハードワイヤーキットの設定が甘いと、補機電源を長時間消耗 → 再充電が追いつかず → 補機バッテリーの電圧が下がり続ける というリスクがあります。

→ そのため、駐車監視時間は8〜12時間に留め、常時(Always設定)は避けるのが安全です。


3️⃣ ACC感度は High でOK

SEALION7のACC(IG電源)信号はCAN制御ではあるものの、従来車と同様にON/OFFが明確なので High設定(↑)で問題なく反応します。
もし「ACC OFF後も録画が止まらない」「起動が遅い」といった不具合が出たら、Lowに切り替えると改善する場合があります。


📝 おすすめ設定まとめ(BYD SEALION7)

用途・シーンDIP設定(1〜5)解説
通常の駐車監視(夜間8時間)↓ ↑ ↑ ↑ ↑バッテリー保護と実用性のバランスが◎
夜間+長時間(旅行など)↓ ↑ ↑ ↓ ↑12Hまで延長。長期旅行時のホテル駐車などに便利
バッテリー保護最優先↓ ↓ ↑ ↑ ↑録画時間は短くなるが、補機への負担が最小
長時間常時監視(推奨しない)↑ ↓ ↓ ↓ ↑バッテリー上がりリスクあり。必要な場合は外部バッテリー推奨

🚗 補足

  • スイッチを切り替えたあとは、必ず ACCを一度OFF→ON にして再起動すると反映されるようです。
  • スイッチは小さいので、細いマイナスドライバーや爪楊枝などを使うと便利です。
  • 車種や電圧により、設定の最適値は変わる場合があります。

ということで、今回はSEALION7ではディップスイッチを【↓ ↑ ↑ ↑ ↑(12.2V・8H・High)】でしばらく使用して様子をみることにしました。

とりあえず、試しにSEALION7の電源をOFFにして動作確認してみました。電源OFFにした後、設定した時間になると【駐車監視モード】に切り替わってタイムプラス録画がスタートします。

🧭 タイムプラス録画とは?

タイムプラス録画は、駐車中に一定間隔でコマ撮り(低フレーム)録画する機能です。
通常の常時録画(30fpsなど)とは違い、1秒に1フレーム前後で録画し、長時間の監視映像をコンパクトに保存できます。

📌 例えば:

  • 駐車中8時間 → 通常録画では約8時間分のデータが必要
  • タイムプラス録画 → 8時間分を約10分程度の映像に圧縮

👉 ドラレコのメモリ容量を節約しながら、長時間の駐車監視を可能にするのが特徴です。


⚡ タイムプラス録画の主な特徴

項目内容
フレームレート1〜2fps程度(機種によって差あり)
音声基本的に記録されません
記録モードハードワイヤー接続時に「駐車監視モード」を有効化すると自動で切り替わる
消費電力通常録画より大幅に少ない(およそ1/5〜1/10)
イベント録画衝撃・動体検知があれば、別途「通常録画」でその時だけ記録される

👉 つまり、タイムプラス録画+イベント録画の併用で「長時間の背景記録」と「重要時の高画質記録」の両立ができます。


🧰 設定方法(例:70mai T800 / A810 など)

1️⃣ ドライブレコーダーをハードワイヤーキットで接続
 → ACC OFF時も電源が供給されるようにします。
 → DIPスイッチ設定(前に解説した低電圧+タイマー)もここで活きます。

2️⃣ スマホの「70mai アプリ」を開く
 → ドラレコとWi-Fi接続

3️⃣ 設定画面 → 「駐車監視モード」をON
 → 「タイムプラス録画(Time-lapse)」を選択
 → 必要に応じて「動体検知」「衝撃検知」も有効化

4️⃣ 駐車(ACC OFF)すると、通常録画からタイムプラス録画に自動で切り替わります。
 → ACC ONでエンジン始動時に通常録画に戻る


📝 実際の運用イメージ

例)BYD SEALION7で「T800」+ハードワイヤーキット使用

  • DIP:12.2Vカット、8時間タイマー
  • 夜間駐車時 → タイムプラス録画ON
  • → 朝車に戻ると「8時間分が10分ほどのタイムラプス映像」に
  • 万一衝撃があった場合 → その瞬間はイベント録画で30fpsで残る

👉 補機バッテリーへの負担も少ないため、EV(SEALION7)との相性が非常に良いです。

タイムプラス録画が多くなると、microSDカードに録画保存されていた過去のドライブ映像がSDカードの要領によっては上書き保存されていくようですので、残しておきたいドライブ映像はスマホアプリなどを利用して別に保存しておくことをオススメします。

📌 タイムプラス録画と他の録画モードの違い

項目通常録画イベント録画タイムプラス録画
使用シーン走行中衝撃・動体検知時駐車監視中
フレーム30fps前後30fps前後1fps前後
容量消費多い少ない(短時間)非常に少ない
録音ありありなし
主目的走行記録衝撃・異常の証拠長時間監視を省電力で記録

🚗 BYD SEALION7でのおすすめ設定(70mai T800など)

項目設定値
タイムプラス録画ON
衝撃検知中〜高感度
動体検知中程度(駐車環境に応じて)
低電圧保護(DIP)12.2Vカット(↓↑)
タイマー(DIP)8〜12時間

👉 夜間駐車・旅行先・充電待ち時間など、SEALION7の静粛性と相性抜群です。

駐車中でも4k画質でタイムプラス録画で早送り映像が確認できます。ちょっとしたお出かけでクルマから離れてもドライブレコーダーの映像が証拠として残せる安心感があります。

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Amazonで70mai T800を注文するまえに【70mai公式LINE】を友達登録しておくことで【駐車監視ケーブル】が無料で貰えるクーポンをゲットすることができます。

70maiの公式ホームページにあるLINE公式アカウントのQRコードの読み込みが良くないので、実際にスマホ画面からLINEで友達登録とクーポンをゲットする方法から紹介しておきます。

70mai 駐車監視ケーブル無料キャンペーン開催中ということで貰えるものは貰っておきましょう。

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とりあえずクーポン価格になるようにチェックボックスにチェックを入れてカートに入れておきましょう。

Amazonの70maiのストアでの販売ページより

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次にスマホのLINEアプリを立ち上げて【トーク】画面の上部の「🔍検索」欄で【 70mai 】を検索しましょう。

70maiのLINE検索

70mai Japanの方を選択しましょう。(下のDash Cam Omni ですとOmniやA810、A510の情報でT800ではない情報になっておりますので注意)

以下の画像の公式LINEに移ったら、友達登録してトークしましょう。

70mai Japanの公式LINEページ

【クーポンを見る】や画面下の【キャンペーン情報】をタップしましょう。

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ここに記載されているクーポンコードを間違いなくAmazonで上記2点を同時購入する際に入力してください。

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70mai 4K ダッシュカム T800 スーパーキャパシタ HDR 3チャンネル WiFi 6 音声コントロール 4G対応 70mai 車載DVR T800

リアカメラも4Kを希望ならば、*T800-41(RC41リアカメラ):フロント4K + リア4K + 屋内1080P。を選択しましょう。

T800-2 (RC24 リアカメラ): フロント 4K + リア 1080P + 屋内 1080Pになりますので注意しましょう。

AliExpressでは2025年9月27日現在では下記のような価格で販売されているようです。

AliExpressでも限定クーポンがありますので、必ず上記の【限定オファー】の下のところをクリックして限定クーポンを利用してから購入するようにしましょう。

プロモーションコードを入力して反映されたのを確認してから購入するように気を付けましょうね。

AliExpressもクーポンや時期によってはキャンペーン情報などで安く販売されていることもありますのでチェックしておくと良いでしょう。

今回AliExpressで購入した「ハードワイヤーキット(Hardwire Kit)」はコチラ👇

70maiのドライブレコーダーで駐車監視モードも使えば、ドライブ中だけでなく、駐車中であっても当て逃げされてもドライブレコーダーの映像が証拠として残しておくことができ、防犯にもなる

この記事のまとめ

この記事のまとめ
  • SEALION7で70maiの取付けは素人DIYでも可能
  • 70maiの駐車監視モードにするためにはハードワイヤーキットが必要
  • ヒューズ配線が分からない時にはOBD対応のハードワイヤーキットを利用すること
  • OBD対応のハードワイヤーキットはAliExpressで販売されている
  • ディップスイッチのオススメの設定については所有する車との相性による
  • 70maiのドライブレコーダーを購入する時にはAliExpressでもAmazonでもお得なクーポンを使うこと

70mai+駐車監視モードのおすすめ構成(BYD SEALION7の場合)

項目設定
ドライブレコーダー70mai T800(前後4K+AI+タイムプラス対応)
電源ハードワイヤーキット+#5(常時)+#26(ACC)ヒューズ接続
DIP設定12.2Vカット・8Hタイマー
駐車監視衝撃検知+タイムプラスON(1fps)
アプリWi-Fi接続で映像管理・通知設定ON

👉 これで「走行中も駐車中も」しっかり記録でき、当て逃げ・盗難などへの備えが万全になります。

さいごに

70maiのドライブレコーダーは、高画質・高機能・コストパフォーマンスの高さが魅力です。特に、駐車監視モードと組み合わせることで、夜間や長時間の駐車中も愛車をしっかり見守ることができます。
タイムプラス録画による省電力・省容量運用、衝撃や動体検知との併用による的確な記録など、万が一の「証拠力」を飛躍的に高められるのが大きなメリットです。

EVのBYD SEALION7のような車でも、補機バッテリーに優しい運用が可能なので、長距離ドライブや旅行時も安心して駐車できます。
事故・当て逃げ・盗難といったトラブルは、起きてからでは遅いもの。だからこそ、「備え」として駐車監視モードを活用することが安心の第一歩です。

👉 まだ導入していない方は、この機会に高機能な70maiドラレコ+ハードワイヤー接続で、愛車をしっかり守る準備をしておきましょう。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

70mai T800のドライブレコーダーの駐車監視を使うために70mai OBD-II Hardwire Kit(ハードワイヤーキット)を取り付けてみた

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